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    ABCラジオ『とことん全力投球!妹尾和夫です』(毎週火曜 12:00〜14:54)内のコーナー「和夫の終活日誌」で放送された内容をご紹介いたします。
    
     
   
    
    妹尾:ラジオパーソナリティー 安井:パートナー 八城:ヤシロ代表
    
    
    第91回(2015/11/17放送)
    
    - 妹尾:
- 今日も、これからの人生を楽しく、前向きに送るための「終活」について
 僕たちのミニコントも交えながら語り合っていきます。
    - 安井:
- 
 今日のテーマは『ペット葬儀について』です。
 それでは終活劇場、はじまりはじまり……
    - 飼い主(安井):
- シクシクシク……というわけで、今まで家族同然に暮らしてきた、
 このペットのジョンを、手厚く葬ってあげたいんです。
    - 葬儀屋(妹尾):
- なるほど、お気持ちはわかりますよ。
 ウチはペット専門の葬儀屋ですので、きっと飼い主さんのご希望に
 沿った葬儀ができると思いますよ。
    - 飼い主(安井):
- ありがとうございます。良かったね、ジョン。シクシクシク……
    - 葬儀屋(妹尾):
- それにしても……ブッ細工な犬ですね〜、飼い主ソックリだ。
    - 飼い主(安井):
- 
     え、なんかおっしゃいました?
    - 葬儀屋(妹尾):
- 
      あ、いや、凛々しくて男らいいワンちゃんだと申し上げたんです。 
    - 飼い主(安井):
- ジョンはメスなんですけど……
    - 葬儀屋(妹尾):
- ええっ、ジョンなのにメスのワンちゃんなんですか?!
    - 飼い主(安井):
- しかも、犬じゃなくて猫なんですけど……
    - 葬儀屋(妹尾):
- 
     ヒエ〜〜ッ!じゃあ、オス犬みたいなメス猫ってことですか? 
    - 飼い主(安井):
- ところで、葬儀費用のほうはお幾らほどで?
    - 葬儀屋(妹尾):
- プランによってピンキリなんですけど、ベーシックな火葬ですと
 お宅のジョンの場合は5万円になります。
    - 飼い主(安井):
- そうですか。では、そのプランでお願いします。
    - 葬儀屋(妹尾):
- わかりました、早速、火葬させていただきます。
 あ、そうそう、オス犬みたいなメス猫という特別なケースなので
 オプション料金として別途80万円かかりますのでご了承ください。
    - 飼い主(安井):
- 
     え、ええ〜、オプション?別料金?それも80万円も?
    - 葬儀屋(妹尾):
- 
      イヤならいいんですよ、途中で火葬をやめても。生焼けですけど。
 
    - 飼い主(安井):
- そんな…いくらぬいぐるみでも、それじゃあジョンが浮かばれません。
    - 葬儀屋(妹尾):
- え、ぬいぐるみやったんかい?!
    - 飼い主(安井):
- オス犬みたいなメス猫のぬいぐるみの場合は、別料金かかりますか?
    - 妹尾:
- 
数年前から、日本はペットブームですね。
 特に犬を飼う人が多くて、厚生労働省への登録件数は、
 この10年間で480万頭から660万頭へと40%も増加。
 登録外の頭数を考えると1200万頭も飼われていると言われるほどなんです。
    - 安井:
- ペットも家族の一員だと考えると、亡くなった時、飼い主としては
 納得のいく葬儀で送り出してあげたいでしょうね。
    - 妹尾:
- 
そうですね。でも、ペット葬儀業者とひと口にいっても、地域密着型の業者、
 圧倒的な低価格で勝負している業者、個性的な葬儀を得意としている業者など、
 それぞれに特徴があります。
 動物病院や知人から良い業者だと紹介を受けても、紹介者と自分との価値感や
 選択基準が違えば、あとでトラブルになったり、後悔したりすることになります。
 だから、自分の考えにあったペット葬儀業者を見つけておくことが必要です。
    - 安井:
- ペットの葬儀のトラブルって、どんなことが考えられますか?
    - 妹尾:
- 
最近のペットブームに乗じた悪質な業者も現れて、特にペットの火葬に関する
 トラブルが相次いでいるようです。
 悪徳業者の手口として多いのは、ペットを焼却炉に入れた後で、
 事前に聞かされていた料金以外の追加料金の支払いを求めてくるケース。
 もし、飼い主が「そんなことは聞いていない」と支払いを拒否すると、
 「嫌なら今すぐ焼却炉から出して生焼けで返すぞ」とか「遺骨を返さないぞ」
 などと言ってくるんだとか。
 困った飼い主は、やむなく要求された通りにお金を払ってしまうそうで、
 なかには、火葬料金が6万円弱のはずだったのに、最終的に40万円請求された
 飼い主もいたそうです。
    - 安井:
- それは悪質ですね……
    - 妹尾:
- 
  ですから、ペット葬儀で後悔しないためには、普段から時間をかけて納得のいく
 葬儀業者を事前に探しておくことが大切です。
 パンフレットを取り寄せたり、ホームページで調べるなどして、
 いざという時のために備えておくと良いでしょう。
 ちなみに、「霊園・墓石のヤシロ」では、ペットの永代供養も行っているそうです。
 毎月、本堂でペット合同慰霊祭を行っていて、霊園内の施設を利用している人は
 誰でも無料で参加できるほか、ホームページで慰霊祭の模様を
 動画で観ることもできるんですって。
 また、「北摂池田ペット霊園」という、ペット専用の霊園もあって、
 そこでは、家族とともに過ごしてきた大切なペットを手厚く見送ることが
 できるように個別火葬にこだわっているそうです。
 料金などはホームページに記載されているので、詳しくはそちらをご覧ください。