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和夫の終活日誌 ヤシロが考える終活

ABCラジオ『とことん全力投球!妹尾和夫です』(毎週火曜 12:00〜14:54)内のコーナー「和夫の終活日誌」で放送された内容をご紹介いたします。

妹尾:ラジオパーソナリティー 安井:パートナー 八城:ヤシロ代表

第85回(2015/9/15放送)

妹尾:
今日も、これからの人生を楽しく、前向きに送るための「終活」について
僕たちのミニコントも交えながら語り合っていきます。
安井:
今日のテーマは『樹木葬について』です。
それでは終活劇場、はじまりはじまり……
妻(安井):
アンタ、今まで長い間、ありがとう。
安らかに眠ってや。
夫(妹尾):
おお、いま焼かれて出てきたの、アレがワシの体か。
見事に骨だけになってもたな。
妻(安井):
シクシクシク……こんな変わり果てた姿になってしもて……
夫(妹尾):
あ〜、いつも強気やった嫁はんも、さすがに悲しんどるな。
けど嫁はん、ワシのこと丁重に葬ってや。
妻(安井):
生きてる時にアンタが言うてた、樹木葬にしてあげるさかいな。
そしたら、その木の下で、いつでも会えるもんな。
夫(妹尾):
そうやそうや、ワシが大好きやった栗の木、それも大きい大きい
栗の木の下に遺骨埋めてや。
♪大きな栗の木の下で〜 あなた〜とわ〜た〜し〜 や。
妻(安井):
ええっと、大きな栗の木、大きな栗の木、っと……
う〜ん、なかなか手頃なんが見つからんもんやな。
夫(妹尾):
おい、嫁はん。ええ栗の木がないからって、妥協すんなよ。
その木がワシの墓代わりやさかいな、絶対に妥協したらあかんぞ。
妻(安井):
しゃあない、手頃なんがないし、このサボテンにしとこか。
夫(妹尾):
妥協すんな言うてるやろ。
妻(安井):
このサボテンの下に、パラパラパラパラ〜っと。
夫(妹尾):
おい、何すんねん?!そんなサボテンに樹木葬するなよ!
妻(安井):
あ、間違えた。今の、さっき葬儀屋さんに貰ったお浄めの塩やった。
夫(妹尾):
ややこしいな!……けど、間違えてくれて助かったわ。
妻(安井):
ほな、気を取り直して、こっちの食虫植物の下に遺骨埋めよか。
夫(妹尾):
やめんかい、そんな気持ち悪い花の下に埋めるな!
妻(安井):
あ、間違えた。今の、昨日の晩ご飯で使った小麦粉やった。
夫(妹尾):
おい、ワシの遺骨、いったいどこやってん!
妹尾:
「樹木葬」とは、1999年以降に登場した新しい葬送の形です。
墓石を建てる代わりに樹木や花を植えて墓標にして、その下に遺骨を埋葬しますが、
自然を壊さない墓地として、環境にも優しいと、最近注目されています。      
樹木葬の形態は、2つにわけられます。  
一つは、お寺が所有する里山などを活用する「里山型」で、広い土地が必要です。  
もう一つの「シンボルツリー型」は、目印となる樹木の下や周囲に埋葬する形態で、
多くの木を植えなくてよいので、スペースを確保しづらい都市部などで、
特に多く展開されています 。
安井:
樹木葬は、どのように遺骨を埋葬するんですか?
妹尾:
埋葬方法としては、決められた区画の中に穴を掘って、直接埋めるか、
もしくは布に包んで埋める方法があります。
また、骨壺に遺骨を入れたまま埋葬できる方法もあります。
安井:
樹木葬の良いところは、どんなところでしょうか?
妹尾:
例えば……
・自然保護、自然回帰などの考え方に合っていて、自然に還りたいという故人の遺志を尊重できる。
・一般のお墓を建立するよりも、墓石代などがかからないため費用を安く抑える ことができる。
・永代供養と管理をしてくれるため、親族がお墓を管理する必要がない。
安井:
逆に、デメリットは?
妹尾:
・樹木の苗が根付かなかったり、枯れてしまったりする可能性がある。
・植える樹木の種類を、自分で選べない場合がある。
・一度埋葬してしまうと、あとから遺骨を取り出すことができない。
安井:
ということは、よく考えて決めなければいけませんね。

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