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    ABCラジオ『とことん全力投球!妹尾和夫です』(毎週火曜 12:00〜14:54)内のコーナー「和夫の終活日誌」で放送された内容をご紹介いたします。
    
     
   
    
    妹尾:ラジオパーソナリティー 安井:パートナー 八城:ヤシロ代表
    
    
    第81回(2015/8/4放送)
    
    - 妹尾:
- 今日も、これからの人生を楽しく、前向きに送るための「終活」について
 僕たちのミニコントも交えながら語り合っていきます。
    - 安井:
- 
 今日のテーマは『遺族年金について』です。
 それでは終活劇場、はじまりはじまり……
    - 妻(安井):
- 
    シクシクシク……あんた、私をおいて一人で行ってしまうなんて、
 私これから、どないして生きていけばええんよ?
    - 夫(妹尾):
- 
     すまんなぁ、ワシ、お前より先に死んでしもたわ。 
 これから苦労かけるけど、堪忍な。
 けど安心せえよ、お前が今後の生活をしていくうえでのヒントを
 残してきたさかいな。
 ほら、そのタンスの一番上の引き出し、開けてみい。
    - 妻(安井):
- 
      そうや、あの人がいつも大事な物をしまってた、 
 このタンスの引き出しを開けてみよ。
 あの人が何か残してくれてるかもしれんし……ん、なんや、この紙は?
    - 夫(妹尾):
- そうそう、その紙切れや。そこにヒントが書いてあるやろ。
    - 妻(安井):
- ちょっと、これよう見たらクロスワードパズルになってるやん。
    - 夫(妹尾):
- 治療を続けながら病院のベッドで毎晩作るの、苦労してんで。
    - 妻(安井):
- 
     ええっと、最初の問題は「俺が好きな食べ物はなーんだ?」やから… 
 あ、イカや、イカ。ということは、最初の文字は「い」やな。
    - 夫(妹尾):
- そうそう、そこは闘病生活49日目に考えたとこやねん。
   - 妻(安井):
- 
      次の問題は……海の上で暴れまくるのは海賊やから、「ぞ」か。 
 その次は……数字の9の別の言い方は?っちゅう問題やから「く」か。
    - 夫(妹尾):
- そこはもう死ぬ間際の、意識が朦朧としてる時に作ったとこやで。
    - 妻(安井):
- 
      この調子で問題を解いていくと、答えは……いぞくねんきん、 
 遺族年金や!
 あんた、こんな回りくどい手を使って、それを私に伝えたかったんか?
    - 夫(妹尾):
- 正解!おめでとう!!よしよし、これで心置きなく成仏できるわ。
    - 妻(安井):
- けど、遺族年金だけでやっていけるんやろか?
 他にもお金かかること、あるんとちゃうやろか?あんた、教えて〜
    - 夫(妹尾):
- 
      えっ〜、またヒントのクロスワードパズル、作らなアカンやん。 
 ハァ〜、まだ成仏できそうにないわ……
    - 妹尾:
- 
     生命保険文化センターが、18歳〜69歳の男女およそ4000人に聞いた 
 「2013年度 生活保障に関する調査」によると……
 「老後生活に不安を感じる」と回答した女性は88%で、
 男性の84%を4ポイント上回りました。
 その不安の内容としては、女性の83%が「公的年金だけでは不十分」と回答。
 また、「配偶者に先立たれると経済的に苦しくなる」という人も29%いたそうです。
 一般的に、男性より長生きする可能性が高い女性は、夫の死後に自分の生活を
 どう営んでいくか考えておくことが老後の安心につながります。
    - 安井:
- 老後の不安を拭い去るには、どうすればいいんでしょうか?
    - 妹尾:
- 
      生計を維持している人、コントのように夫が亡くなった時、 
 残された家族に支給されるのが「遺族年金」です。
 受給の額は夫の職業や収入、自分の働き方などによって変わりますので、
 万が一、一人暮らしになった場合に備えて、もらえる年金はいくらなのか、
 生活費はいくらかかるのかなどを考えて準備しておくことが必要です。
    - 安井:
- いつぐらいから準備しておけばいいんでしょうね?
    - 妹尾:
- 
     65歳で夫を亡くしたとすると、その女性は、自分の年金と、夫の遺族年金とを 
 合わせても、月々の生活費は3万円ほど足りないという計算があります。
 90歳まで生きるとすれば、およそ900万円が不足することになります。
 さらに、病気や介護に備える費用として200万〜300万円は必要だとも
 言われているので、それらを合わせると年金以外に1000万円以上必要になります。
 こうした多額の老後資金を用意するためには、40代ぐらいから、
 自分の最期をどう迎えるのか、介護施設に入居するのかどうかなどを
 具体的に考えて、必要な資金を目標にコツコツ貯蓄していくほうがいいでしょう。