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和夫の終活日誌 ヤシロが考える終活

ABCラジオ『とことん全力投球!妹尾和夫です』(毎週火曜 12:00〜14:54)内のコーナー「和夫の終活日誌」で放送された内容をご紹介いたします。

妹尾:ラジオパーソナリティー 安井:パートナー 八城:ヤシロ代表

第78回(2015/7/14放送)

妹尾:
今日も、これからの人生を楽しく、前向きに送るための「終活」について
僕たちのミニコントも交えながら語り合っていきます。
安井:
今日のテーマは『成年後見制度(せいねんこうけんせいど)について』です。
それでは終活劇場、はじまりはじまり……
妹(安井):
お兄ちゃ〜ん。なあ、和夫お兄ちゃ〜ん。あれ、いてへんのかな?
ひょっとしてお母ちゃんの部屋かな……お兄ちゃん?
兄(妹尾):
うわっ、な、な、な、なんや、牧子やないか!
お、お前、なんでウチにおんねん?
妹(安井):
なんでって、用事でこっちの近くに来ることがあったから
お母ちゃんとお兄ちゃん、どないしてるかなと思って。
兄(妹尾):
それにしても、こっそり入ってくるヤツがあるかい。
まるでコソ泥やがな。
いくら実家やからって、急に来る時はピンポンぐらいせえや。
妹(安井):
何回もピンポンしたわ。ピンポンもしたし、コンコンもしたし、
ドンドンもしたし、ワシャワシャもショリショリもしたっちゅうねん。
兄(妹尾):
ピンポンはわかるけど、ワシャワシャとショリショリってなんや。
妹(安井):
それよりお兄ちゃん、お母ちゃんの部屋でコソコソ何してたん?
兄(妹尾):
な、なんもしてへんがな、別に。
妹(安井):
あー、いま後ろに隠したの、お母ちゃんの財布とちゃうん!?
まさか和夫お兄ちゃん、お母ちゃんが認知症なのをええことに
また勝手にお金に……もう、お兄ちゃんこそコソ泥やん。
兄(妹尾):
アホなこといいな。この前は、つい出来心であれやったけど、
二度とあんなことするかいな、ハハハハハ。
妹(安井):
ちょっと!笑った時に見えた、いかにも成金みたいな金歯は何よ?
兄(妹尾):
いや、これはアレやがな、あの、その―
妹(安井):
あ〜!口元を隠した時に見えた、そのいかにも成金みたいな
趣味の悪い金の指輪はどないしたん?
兄(妹尾):
いや、だから、これは……急に生えてきてん。
妹(安井):
そんなワケあるかいな!
妹尾:
今日のテーマは「成年後見制度について」ですが……
「成年後見制度」とは、知的障害、精神障害、認知症などといったことが原因で、
判断能力が十分でない方が不利益を被らないように家庭裁判所に申し立てをして、
その方をサポートしてくれる人を付けてもらう制度です。
そのサポートしてくれる人のことを「成年後見人」と言います。
今回のコントでは、認知症の母親と同居する兄が、母親のお金を勝手に使っているのでは?と
離れて暮らす妹が疑っているシーンがありましたが、そんな時にも、
「成年後見制度」を活用して、母親に成年後見人をつければ安心ですよね。
安井:
判断能力が十分でない人をサポートしてくれる制度ということですけど、
「判断能力が十分でない」とは、どの程度のことをいうんでしょうか?
妹尾:
「成年後見制度」には、大きくわけて2種類あります。
一つは、日常生活に支障はないものの難しいことは自分で判断できないとか、
あるいは、ほとんどの法律行為が自分ではできないなど、
その人の判断能力に応じた成年後見人を家庭裁判所が選んでくれる「法定後見制度」。
安井:
家庭裁判所が成年後見人を選ぶわけですね。
妹尾:
もう一つは、まだ今は大丈夫だけど、将来、判断能力が不十分になった時のために
あらかじめ自分自身で後見人になってくれる人を決めておく「任意後見制度」。
成年後見人は、裁判所が決めた見ず知らずの人より、信頼できる人を自分で選んで
おく方が安心のような気もしますよね。
でも、もし判断能力が不十分になった自分がなんらかの法律行為をした際、
家庭裁判所が選んだ成年後見人は、その行為を取り消すことができますが、
自分で選んでおいた成年後見人はそれができないなど、それぞれメリットと
デメリットがあります。
安井:
将来のために、そういったことも知っておかないといけませんね……

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