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    ABCラジオ『とことん全力投球!妹尾和夫です』(毎週火曜 12:00〜14:54)内のコーナー「和夫の終活日誌」で放送された内容をご紹介いたします。
     
    
    妹尾:ラジオパーソナリティー 安井:パートナー 八城:ヤシロ代表
    
    
    第61回(2015/2/24放送)
    
    - 妹尾:
- 今日も、これからの人生を楽しく、前向きに送るための「終活」について語り合っていきます。
    - 安井:
- 
     今月は『お片づけ・生前整理』をテーマにお送りします。 
 今回はその4回目です。
 今日は、霊園・墓石のヤシロの八城社長を終活アドバイザーにお迎えして、
 リスナーのみなさんからの質問やご意見にお答えいただきます。
    - 八城:
- よろしくお願いします。
    - 妹尾:
- まずは、こんなお便りがきています。
 
 52歳・女性
 このコーナーを聞いて生前整理について考えていたのですが、
 改めて家の中の物を見直すと、その量の多さに驚いてしまいました。
 なかでも、ウチは昔から何かの折ごとに、よく写真を撮っていたので、
 私一人のもの、家族で写っているもの、お友達と写したものなど
 たくさんのアルバムと、アルバムにしていない写真があります。
 どれもいろんな思い出がつまった写真なのですが、しょっちゅう見直すわけではありません。
 やはり、思いきって捨ててしまったほうがいいでしょうか?
    - 妹尾:
- 物の整理をしている時に、こういう写真が出てきたら、ついつい見入ってしまって作業の手が止まってしまいますよね。
思い出の写真がかなりたくさんあるようですが、どうすればいいでしょうか?
    - 八城:
- 思い出の詰まった写真はなかなか捨てられないものの一つです。
     
 いつか整理しなければと思っていても、なかなか出来ないですよね。
 でも、片付けずに置いておくと、ご家族はもっと困ります。
 
 写真の整理はデジタル化するのが一番です。
 最近の写真はほぼ、デジタルカメラで撮ることが多いと思いますが古い写真もスキャナーで読み取ってパソコンに取り込める方はデジタルデータにして保存しておくと邪魔になりません。
 自分で出来ない方は、写真屋さんに持ち込めばそんなに高くない料金でDVDなどにデジタル保存してもらえますし、色あせた写真の修復を
してくれたり、写真が順番に映像のように出てくる
スライドショーに加工してくれる写真屋さんもあります。
 また、古い写真をスマートフォンのカメラで撮って整理をする
アプリなどもあります。
    - 妹尾:
- 続いて、こんなお便りがきています。
 
 48歳・男性
 高齢の両親のことを考えると、一緒に荷物の整理を手伝ってあげないと、
	と思っています。
 でも、普段から父に「これいらんやろ?捨ててまうで」と言っても、
「それはアカン」と言うばかり。
 「けど、もういらんやん」と言い返すと、「ほな、死んだ時に一緒に棺に入れて」と言われるのですが、そんなに何でもかんでも入れれるわけではないですし。
 父の物を、僕が勝手に処分してしまってもいいものかどうか迷っています。
    - 妹尾:
- 自分の物ならおもいきって捨ててしまうこともできますが、ご両親の物となると、勝手には処分しにくいですよね。
 こういった場合、どうすればいいでしょうか?
    - 八城:
- 物を捨てられない心理は、主に5つの場合があると言われます。
 @	 一つ目は「勿体ない」
 A	 二つ目は「ものを大切にしなければいけない」
 B	 三つめは「もしかして、また使うかもしれない」
 C	 四つ目は「思い出がある」
 D	 五つ目は「戴いた物だから捨てるのは申し訳ない」
 特に物を捨てられない方は、これらの心理が強く働く方なんでしょうね。
 
 ですから「捨てる」ということに敏感に反応する方は
 「捨てる」から「あげる」に切り替えてあげればどうでしょうか?
 
 このご質問の方の場合も、お父さんに「これ捨てるで」と言わずに「これもらってもいい?」と一旦、所有権をお父さんから
自分に変えてしまうというのはいかがでしょうか?