終活サポート > ラジオで終活日誌

ABCラジオ『とことん全力投球!妹尾和夫です』(毎週火曜 12:00〜14:54)内のコーナー「和夫の終活日誌」で放送された内容をご紹介いたします。
妹尾:ラジオパーソナリティー 安井:パートナー 八城:ヤシロ代表
第56回(2015/1/20放送)
- 妹尾:
- 今日も、これからの人生を楽しく、前向きに送るための「終活」について語り合っていきます。
- 安井:
- 今月は『相続税の改正について』をテーマにお送りしていますが、
今回はその3回目です。
- 妹尾:
- 今年の1月から相続税が増税されて、これまでは無関係だったのに、今後は相続税を納めなければならない人が大幅に増える、というのは、すでにみなさんご存じだと思います。
そうなると大切になってくるのが、相続税対策です。
- 安井:
- どんな対策をすればいいんでしょうか?
- 妹尾:
-
そもそも相続税とは、親が亡くなった時に受け取る財産にかかる税です。
だから、親が生きているうちに、なるべくたくさん現金を贈与してもらって、
相続税の課税対象となる財産を減らしておくというシンプルな節税対策があります。
- 安井:
-
先に貰っておいて、親が亡くなってから相続する金額を少なくしておくわけですね。
ただ、親が生きているうちに現金を贈与してもらうとなると、
その金額によっては今度は贈与税がかかってしまうこともありますよね?
- 妹尾:
- 1年あたりの贈与の額が110万円を超えると贈与税がかかってしまうので、
年間110万円以内ずつ、何年かにわけて贈与してもらえばいいでしょう。
また、贈与に関して言うと、30歳未満の子供や孫に学校や習い事などの
「教育資金」として贈与するならば1500万円までは贈与税を非課税とする、
という特例もあるので、これを利用する手もありますね。
- 安井:
-
他には、どんな相続税対策がありますか?
- 妹尾:
- 例えば、養子縁組をして、相続人を増やすという方法もあります。
相続人が増えれば、当然、一人あたりの相続額が減るので税金も少なくなります。
それから、土地を相続する場合、330平方メートルまでの土地であれば、
評価額を80%減額できる特例もあるので、これを適用すれば相続財産が減り、
相続税も大幅にカットできるでしょう。