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ABCラジオ『とことん全力投球!妹尾和夫です』(毎週火曜 12:00〜14:54)内のコーナー「和夫の終活日誌」で放送された内容をご紹介いたします。
妹尾:ラジオパーソナリティー 安井:パートナー 八城:ヤシロ代表
第55回(2015/1/13放送)
- 妹尾:
- 今日も、これからの人生を楽しく、前向きに送るための「終活」について語り合っていきます。
- 安井:
-
今月は『相続税の改正について』をテーマにお送りしていきますが、
今回はその2回目です。
前回は、今年の1月から相続税の扱いが大きく変わったということで、どんなところが変わったのか、をご紹介しました。
- 妹尾:
-
そうでしたね。
最近、新聞などでも話題となっていますが、相続税が増税されて、相続税に関心を持つ人が増えているそうですね。
しかし、税制が改正されると、いろんな問題が起こる可能性があります。
- 安井:
- たとえば、どんな問題が考えられるでしょう?
まず一番は、負担がかかる人が増えるということですよね。
- 妹尾:
-
そうですね。最新の試算によると、今年からは相続税の課税対象者が2倍になり、
5万人以上増えるとみられているそうです。
特に、都心部では2人に1人が課税対象になるとも言われています。
- 安井:
-
これまで「相続税なんてお金持ちの家のこと」と思っていた人も、他人事ではなくなるかもしれませんね。
- 妹尾:
- 相続財産で最も多いのは『自宅の土地・建物と、2000万円までの預貯金』
というケースだそうですが、例えば、土地・建物の評価額が3000万円で、
預貯金が2000万円の場合、相続財産は5000万円ですね。
この場合、以前は税金がかかりませんでしたが、今年からは1400万円分が
課税対象となり、法定相続人が1名の場合だとおよそ160万円の税がかかります。
- 安井:
-
0だったのが160万円だなんて、それは大きな負担ですね。
- 妹尾:
- そこに車や生命保険、株式、ゴルフ会員権などなどの財産が加われば、
今回の改正で低くなった基礎控除額を軽く上回ってしまいます。
すると、「相続税が払えず自宅を失った」というケースが続出する可能性もあり、
注意が必要です。