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    ABCラジオ『とことん全力投球!妹尾和夫です』(毎週火曜 12:00〜14:54)内のコーナー「和夫の終活日誌」で放送された内容をご紹介いたします。
 
    
   
    
    妹尾:ラジオパーソナリティー 安井:パートナー 八城:ヤシロ代表
    
    
    第41回(2014/10/7放送)
    
    - 妹尾:
- 今日も、これからの人生を楽しく、前向きに送るための「終活」について語り合っていきます。
    - 安井:
- 
     今月は『相続と遺言書について』をテーマにお送りしていきます。今日はその1回目です。
    
    - 妹尾:
- 
    財産・遺産を相続すると聞くと、お金とか土地とか価値のあるものばかりと思いがちですが、
 実はマイナスの財産もあるんです。
 例えば、現金、不動産、自動車、株式、貴金属、骨董品などはプラスの財産ですが、
 借金、未払い金、税金などはマイナスの財産です。
    - 安井:
- マイナスの財産も相続しないといけないんですか?
    
    - 妹尾:
- 
それは相続の方法によって異なります。相続には3つの方法があるんですが、
 一つは、プラスの財産もマイナスの財産も含めてすべてを相続する「単純承認」。
 この場合、マイナスの財産のほうが多いと、借金まみれになることもありえます。
    - 安井:
- 
それは困りますね。マイナスの財産を減らす方法はないんですか?
    - 妹尾:
- それなら、「限定承認」という相続の方法もあります。
 マイナスの財産があった場合、プラスの財産でそれを補って、
 そのうえで余りがでれば、その分を相続するという方法です。
 そしてもう一つ、一切の財産を受け取らないという方法もあります。
    - 安井:
- 
 相続をめぐってのトラブルがあることもあるでしょうし、全部受け取らないのも一つの選択肢ですね。
    - 妹尾:
- 相続に関するトラブルになりやすいケースは……
 「遺産が不動産のみで分割が困難」「相続人同士が不仲」
 「被相続人が離婚をしており前妻の子と後妻の子がいる」「内縁関係の夫婦」
 「遺産が多額である」「相続人の中に行方不明の人がいる」など。
    - 安井:
- 
 できるだけトラブルは避けたいですよね。
    - 妹尾:
- そのために、どんな財産があって、誰に相続するのか、遺言書を書いておく必要があるんですが……そのお話は、また来週。