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和夫の終活日誌 ヤシロが考える終活

ABCラジオ『とことん全力投球!妹尾和夫です』(毎週火曜 12:00〜14:54)内のコーナー「和夫の終活日誌」で放送された内容をご紹介いたします。

妹尾:ラジオパーソナリティー 安井:パートナー 八城:ヤシロ代表

第191回(2018/1/30放送)

妹尾:
今日は、霊園・墓石のヤシロの八城社長を終活アドバイザーにお迎えして、
みなさんからの疑問・質問にお答えいただきます。
八城:
お願いします。
妹尾:
まずは、こちらの方から……

58歳・女性
東京に嫁いでいる一人娘がお正月に帰省してきた際に、
一緒にお墓参りに行ったのですが、「将来お墓をどうするか」という話になりました。
東京にいる娘にお墓の面倒を見てもらうのは難しいし「墓じまい」も考えています。
そこでご相談なのですが、「墓じまい」をした場合、私と夫のお墓はどうすれば
よいでしょうか?
「墓じまい」をしたら入るお墓はないし、かといって新しくお墓を建てるのも
本末転倒だし……何かよい方法はありますか?
妹尾:
墓じまいをした後の選択肢は、いくつかあるんでしょうか?
八城:
故郷のお墓を「墓じまい」するとご自身の入るお墓が無くなってしまいますので
その後をどうするか考えておくことも「墓じまい」の大切なポイントです。
「墓じまい」をされる場合、古いお墓のご遺骨を永代供養される方が多いのですが
その際にご自身も将来、永代供養するという契約が生前で出来る施設であれば、
移してきたご先祖のご遺骨の永代供養の契約とご自身の生前での永代供養契約を
同時に行うことが出来ます。

また、最近では、先祖代々継続して使用する従来の土地付き一戸建てのような
一般的なお墓ではなく、いわゆる定期借地権付きの住宅のように、一定期間使用し
た後に、ご遺骨を永代供養施設に移す、期限付き使用のお墓もあり、後々の負担が
ないということで、お子さんのいないご夫婦や、お子さんやお孫さんが女の子だけ
で後々お墓の面倒がみていけない方、息子さんはいても遠くに離れて暮らしていて
実質的にお墓のお守が出来ない方などに大変人気となってきております。

ちなみに私どもヤシロの霊園で今、一番人気なのが、個別埋葬の樹木葬タイプ
の永代供養墓で、これまでのお墓と違って墓石は全く使用せず、桜の樹の下の庭園
の前に芝生を敷き詰めそこに穴を掘って遺骨を直接埋葬する樹木葬のタイプで価格
はお一人20万円とこれまでのお墓と比べると大変リーズナブルなお値段ですので
ご利用される方が非常に多くなっています。

また、最近では都市型の納骨堂なども増えてきていますので「墓じまい」の後の
埋葬方法にもいろいろな種類がありますので、場所やお値段、それぞれの仕組み
などを比較してご自身に合った埋葬方法を見つけてほしいと思います。
妹尾:
続きまして……

61歳・男性
いつもラジオ楽しく拝聴しています。
私もエンディングノートを書いたり、終活を始めてみようと思っています。
そこで質問です。最近はお葬式の種類にも家族葬や自然葬など様々な種類が
あるようですが、実際自分のお葬式の形式を決める際は、どのようなポイントに
注意をして決めたらよいでしょうか?
妹尾:
昔よりお葬式の形が増えただけに、逆に迷う方もいらっしゃるでしょうね?
八城:
お葬式の種類としては、遺族や親族だけではなく親しい方や職場関係の方、また
ご近所や町内会の方など、故人を知る人たちと共に見送る、昔ながらのお葬式
これを今は「一般葬」と言っています。
ただ、この「一般葬」は年々少なくなってきており、今は遺族や親族だけで見送る
「家族葬」が主流になってきています。

お葬式は伝統的に宗教的な儀礼として行われるのが一般的でしたが、最近では
「無宗教葬」と言って宗教儀礼のない自由な形式で個人とお別れをするご葬儀も
増えてきております。中でも代表的なのは「音楽葬」といって音楽を中心に
式次第を構成し、個人が生前好んだ楽曲や故人との思い出の楽曲などを生演奏や
CDで流しながらお別れをするスタイルで、私も立ち会った経験がありますが
非常に感動的なお葬式でした。
ほかにもお通夜とお葬式を1日で済ませてしまう「1日葬」やお葬式をせずに
簡単なお別れと火葬のみで済ませる「直葬」などもあります。
ご自身のお葬式を決めるポイントとしては、まず、誰を呼んで欲しいかを考えて
ください。ご家族だけで良いのか、親しい知人にも声をかけるのか、昔の同僚や
ご近所にも声を掛けるのかなど、おおよその人数を決める事です。
それによって、会場の場所や大きさが変わってきますので「一般葬」に
するのか「家族葬」にするのかを概ね決めます。

次にお寺さんにお経をあげてもらうのかどうかです。「無宗教葬」で良いと
お考えならしっかりとエンディングノートに記載しておきましょう。
後は自分のお気に入りの写真を一枚選んでおきましょう。少々若い時の写真
でも結構です。遺影写真は参列された方の記憶に残ります。毎年、お気に入りの
一枚を撮りなおしている方もいらっしゃるくらいです。
お好きな音楽、お好きな食べ物なども書いておくと良いでしょう。

そして最後に一番大切なことは、そのように書いたエンディングノートをもとに
ご家族とご葬儀についてお話しをしておかれることです。
自分のご葬儀にご自身は参列できません。ご自分の意思をしっかりとご家族に
伝えてこそ、自分らしいご葬儀になります。

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