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和夫の終活日誌 ヤシロが考える終活

ABCラジオ『とことん全力投球!妹尾和夫です』(毎週火曜 12:00〜14:54)内のコーナー「和夫の終活日誌」で放送された内容をご紹介いたします。

妹尾:ラジオパーソナリティー 安井:パートナー 八城:ヤシロ代表

第190回(2018/1/23放送)

妹尾:
今日も、これからの人生を楽しく、前向きに送るための「終活」について
僕たちのミニコントも交えながら語り合っていきます。
安井:
今月のテーマは『リビングウィルと尊厳死』です。
それでは終活劇場、はじまりはじまり……
男(妹尾):
すいませーん……すいませーん、先生、いてはりますか
書道先生(安井):
はいはい、誰かと思ったら、妹尾さんやないの。
どないしはったんですか?
男(妹尾):
実は、先生に一筆頼みたいと思いまして。
僕ね、ごっつ字が汚いんですよ。
せやから、書道を教えてはる先生にお願いしたいんです。
書道先生(安井):
あら、ひょっとしてラブレターですか?
男(妹尾):
アホなこと言うたらあきません。
ラブレターは、僕は貰うのが専門ですから。
書道先生(安井):
どの顔で言うてるんですか?
それで、私に書いてほしいというのは、なんですか?
男(妹尾):
リビングウィルっちゅうやつですわ。
ほら、治る見込みがない病気になった時に、延命治療をするか、
尊厳死を選ぶかを、元気なうちに書き残しておくっていう、あれ。
書道先生(安井):
はいはい、リビングウィルね、わかりました。
そしたら、紙と筆を用意しますね……はい、準備できました。
ほな、まずは……ご住所は?
男(妹尾):
はい、駅前のタバコ屋の向かいです。
書道先生(安井):
いやいや、ちゃんとした住所教えてください、町名と番地と。
男(妹尾):
番地、番地、ええっと……すいません、帰って確認します。
書道先生(安井):
自分の住所もハッキリ覚えてないんですか?
ほな、あとでよろしいわ。
で、肝心な尊厳死か延命治療か、どっちにしときます?
男(妹尾):
延命治療でお願いします。僕ね、100まで生きるのが目標なんで。
書道先生(安井):
はいはい、延命治療ね……えん、めい、ち……あれ?
ちりょうの「りょう」って、どんな字やったかな?
男(妹尾):
先生、書道の先生のくせいに漢字知らんのかいな?
ちょっと筆貸してください。
ちりょうの「りょう」は、こういう字ですわ。
書道先生(安井):
ああ、これね……って、読めるかいな!
ミミズが熱湯かけられてシュワシュワになってもたみたいな字やん。
男(妹尾):
だから言うたでしょ、僕、字汚いから先生に頼みにきたって。
妹尾:
延命治療を望むか、望まないのかを意思決定するリビングウィルの書面に関しては、
法律で定められた項目がないので、自分で自由に書くことができます。
ただし、どのような状態であれば延命の中止をするのか、根拠となる症状など、
医療行為を行う側が判断できるような基準を示す必要があります。
また、トラブルや誤解が起こらないようにするためには、ある程度正しい書き方が
必要になります。
安井:
そうなると、やはり自分で書くのは不安という人もいるでしょうね。
妹尾:
それなら、行政書士事務所などに依頼して公正証書として作成することもできます。
ただし、事務所にもよりますが、費用や手数料で3〜5万円程度必要です。
安井:
他にも方法はありますか?
妹尾:
日本尊厳死協会というところがあって、希望者に対してリビングウィルの用紙を
配布しています
この用紙には、すでに文言が書かれているので、署名をして、判を押すだけで
リビングウィルとして利用することができます。
このほか、病院などで独自のリビングウィル用紙を発行していることもあるので
必要であれば確認してみましょう。

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