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和夫の終活日誌 ヤシロが考える終活

ABCラジオ『とことん全力投球!妹尾和夫です』(毎週火曜 12:00〜14:54)内のコーナー「和夫の終活日誌」で放送された内容をご紹介いたします。

妹尾:ラジオパーソナリティー 安井:パートナー 八城:ヤシロ代表

第187回(2017/11/28放送)

妹尾:
今日は、霊園・墓石のヤシロの八城社長を終活アドバイザーにお迎えして、
みなさんからの疑問・質問にお答えいただきます。
八城:
お願いします。
妹尾:
まずは、こちらの方から……

73歳・男性
50年ほど前に九州から大阪に出てきて、今はこちらで家庭を築いています。
父と母は20年前に亡くなり、九州にある先祖代々のお墓に入っていますが、
子どもたちも関西で拠点を築いていますし、この際「墓じまい」をして
九州のお墓を関西に移すことを考えています。
そこで質問です…最近はお寺のお墓だけでなく、ヤシロさんのような民間の霊園や、
樹木葬など様々な選択肢があると思いますが、色々ありすぎてよく分かりません。
どのような点に注意してお墓えらびをすればよいですか?
妹尾:
墓じまいをする人は多いと聞きますが、ポイントってあるんですか?
八城:
まずは、根本的に何故墓じまいをするのか?ということを考えなければ
ならないと思います。
墓じまいをする方の多くは、後を見てもらえる子供さんがいないとか
子供さんはいても女の子ばかりでお墓の面倒をみてもらえないとか
男の子はいるけれども遠くに離れて暮らしているので実質的にお墓を引き継ぐ
ことが困難であるといった方がご相談にこられます。
ひと昔前までは、ご相談の方のように遠い田舎のお墓をお住まいの近くに
引っ越してくるという方が圧倒的に多かったですし、今もそういうご相談も
たくさんあります。
お墓を引っ越すということと、墓じまいとは同じように感じられる方も
いらっしゃるかと思いますがまったく違います。

お墓を引っ越してくる場合、今、建っているお墓をそのまま移設をする場合と
今のお墓を処分して新しく建て替える場合とがあります。
この場合はどちらもその家のお墓が無くなる訳ではなく、むしろお参りが便利に
なるわけですが、墓じまいの場合、その家のお墓を処分して永代供養墓などに
ご遺骨をお納めいたしますので、家のお墓は無くなってしまいます。
お墓が無くなるということはご自身の入る場所も無くなってしまいますので、
ご自身はどうするかを考えなければいけません。
私どもに墓じまいのご相談にいらっしゃる方は、ご先祖様を永代供養して
ご自身も生前に永代供養のご契約をされる方が圧倒的に多いです。
但し、永代供養墓に納めたからといってお参りが出来なくなるわけではありません。
むしろ、ご自身がお参りに来れない時もお寺や霊園がご供養していますので
より、丁寧なご供養とも言えると思います。
ですから後を見ていく方がいるのかいないのかによって、その家のお墓を
存続させるのか、墓じまいをしてお寺や霊園などと一緒にお祀りして、
将来的にはお任せしていくのかの判断がポイントだと思います。
妹尾:
続きまして……

51歳・男性
私の家は代々仏教で、お墓も地元の菩提寺にあります。
しかし、私自身は若い頃にキリスト教に改宗しました。
自分の希望としては死後、代々のお墓に入りたいのですが、
キリスト教徒でもお寺のお墓に入ることはできるのでしょうか?
また、できない場合は、どうすればよいでしょうか?
妹尾:
先祖代々のお墓を大事にしたいという気持ちはわかりますが、
こういうケースはどうすればいいんでしょうか?
八城:
寺院の境内墓地の場合、そこにあるお墓の持ち主は、通常そのお寺の
檀信徒である場合が大半ですので、亡くなられると、その宗派のお戒名をいただき、
その宗派の作法でお通夜や告別式が行われます。
当然、お墓にもそのお戒名が彫刻され、お寺の檀信徒として埋葬されます。
したがって、この方の場合、菩提寺にお墓があるということですので
キリスト教徒としてご納骨することは難しいかもしれません。
早いうちに、宗派は違うけれどもご家族と一緒のお墓に入りたいという
ご希望を、ご住職にご相談されておくほうが良いと思います。
そのうえで、やはり都合が悪いとなれば、ご自身だけの埋葬をお考えに
なるか、このお墓を、宗旨宗派を問わない霊園に、移設するといった方法も
考えることはできます。ただ、そうなると費用もたくさん掛かって
しまいますので、場合によっては今のお墓を墓じまいして、新たに建て替える
方がお安くつくかもしれません。
まずはお寺に相談するところから始めてもらうことが良いと思います。

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