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和夫の終活日誌 ヤシロが考える終活

ABCラジオ『とことん全力投球!妹尾和夫です』(毎週火曜 12:00〜14:54)内のコーナー「和夫の終活日誌」で放送された内容をご紹介いたします。

妹尾:ラジオパーソナリティー 安井:パートナー 八城:ヤシロ代表

第178回(2017/9/26放送)

妹尾:
今日は、霊園・墓石のヤシロの八城社長を終活アドバイザーにお迎えして、
みなさんからの疑問・質問にお答えいただきます。
八城:
お願いします。
妹尾:
まずは、こちらの方から……

48歳・女性
私は犬を飼っています。周囲から「親バカ」と言われるほど愛犬を溺愛しています。
でも、そんな愛犬も歳をとり、体の衰えが目立つようになってきました。
家族同然に過ごしてきた愛犬なので、もし亡くなっても一緒のお墓で眠りたいと
考えて、お世話になっているお寺さんに相談しました。
すると「宗教上の理由で犬と人間は同じお墓には入れない」と言われました。
愛犬が亡くなった際に、ちゃんと供養してあげられる良い方法はないでしょうか?
妹尾:
愛犬を家族と同じように供養してあげたいと願う飼い主さんは多いと思います。
何か方法はありますか?
八城:
お寺の墓地や市営墓地などでは、墓地の管理規定で人の遺骨以外のものの
埋葬を認めていないというところが多いと思います。
そもそも、動物の骨は一般廃棄物ということになります。
つまり、お魚の骨や鳥の手羽先などの骨は食べたあと普通にゴミとして
捨ててしまいますよね。
ですから、ペットの遺骨も法的には、同じ動物の骨ということで、一般廃棄物の
扱いになってしまう訳です。
また、仏教の観点から言うと、いわゆる六道輪廻、これは天道(天上界)、人間道、
修羅道、畜生道、餓鬼道、地獄道の六つの世界があり、人は人間道、犬や猫などは、
畜生道という分類になり、あの世での住む世界が違うため、一緒に埋葬をするべき
ではないとおっしゃるお寺も多いわけです。
しかしながら、今は中学生以下の子供の数より、ペットの数の方が多いと
言われており、特に、昔と違ってペットを家の中で飼う方が多くなって、
より一層、家族の一員という意識が強くなっていますので、当然、一緒に祀って
あげたいという方が多くなってきています。これらを反映して、民間霊園において
は、ペットと一緒に眠れるお墓というものも最近ではずいぶんと増えてきています。
ちなみに私どもヤシロの霊園にもペットと一緒に眠れるお墓があり、大変人気の
商品になっていますし、ペットの合葬墓もありますので、人と別々に埋葬はしても
お参りの際は一緒にお参りができるような工夫もしています。
また、ペットの合同供養祭を毎月行っていますが、どちらかというと人のお参り
よりも、皆さん手厚くお参りをされています。
ペットを亡くされたかたの想いは、人でいうと小学校の子供さんを亡くされた
親御さんくらいの感覚ではないかと思いますので、ペットロスになってしまう方
も多いですし、グリーフケアの意味でもこの合同法要は喜んでいただいています。
このように、今は探せばいろいろなものがありますのでインターネットなどで
近くにそのような施設がないか探してみてもらうと良いと思います。
妹尾:
続きまして……

52歳・男性
私には長年連れ添った妻がいるのですが、事情があって籍は入れず、
いわゆる内縁関係でこれまで暮らしてきました。
最近、自分たちが亡くなった後のことを考えるようになったのですが、
内縁関係でも、同じお墓に入ることはできるのでしょうか?
また、できない場合は、他にどのような形でお墓選びができますか?
妹尾:
いろんな家族の形があるんですね……
こういったケースでは、お墓はどうすればいいんでしょうか?
八城:
この場合もお寺の墓地や市営墓地などでは、戸籍謄本に載っている人だけしか
同じお墓に入ってはいけないという規定があるところもありますが、
法的には、戸籍謄本に載っていない方が、同じお墓に入ってはいけないという
ことはありませんので、内縁関係であっても同じお墓に入ることはまったく
可能です。
中には、女性専用車両ではありませんが、女性だけが入れるお墓であるとか、
同じ趣味のサークルの集まりでお金を出し合って建てたお墓に気の合う方同士で
入る目的で建てたお墓、また、たくさんの方々が一つのお墓に入る合葬式のお墓や、
桜の下で二人だけで眠るお墓など民間霊園には様々なお墓がありますので、
専門家に聞いていただいたり、インターネット等でいろいろ探してみてもらうと、
きっとご自身合うお墓が見つかると思いますので、是非、探してみてください。

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