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ABCラジオ『とことん全力投球!妹尾和夫です』(毎週火曜 12:00〜14:54)内のコーナー「和夫の終活日誌」で放送された内容をご紹介いたします。
妹尾:ラジオパーソナリティー 安井:パートナー 八城:ヤシロ代表
第177回(2017/9/19放送)
- 妹尾:
- 今日も、これからの人生を楽しく、前向きに送るための「終活」について
僕たちのミニコントも交えながら語り合っていきます。
- 安井:
-
今月のテーマは『墓じまい』です。
それでは終活劇場、はじまりはじまり……
- 親族(安井):
-
ああ、5年ぶりに叔父さんのお墓参りに来れたわ。
ええっと、たしかこの辺にあったはずなんやけど、
最近、歳のせいかすっかり見えにくくなってしもて。
メガネ、メガネ…
- 男(妹尾):
- あの、もし……メガネをお探しですか?
- 親族(安井):
- ええ、そうなんです。
- 男(妹尾):
- メガネでしたら頭の上に、ほら。
- 親族(安井):
-
え、頭の上?……あら、ホンマや、いつの間に……オホホホホ。
ああ、これでよう見えるわ。
ええっと、叔父さんのお墓はどこかな……って、あれ?
この辺やったと思うんやけど……
そうや、甥っ子の和夫に電話して聞いてみよ。
スマホ、スマホと……あれ、無い!スマホが無い!!
- 男(妹尾):
- あの、もし……スマホをお探しですか?
- 親族(安井):
- ええ、そうなんです。
- 男(妹尾):
- スマホでしたら右手に、ほら。
- 親族(安井):
-
え、右手?……あら、ホンマや、いつの間に……オホホホホ。
これで甥っ子に電話して叔父さんのお墓の場所、聞けるわ。
……って、あれ?
- 男(妹尾):
- 今度は何をなくしたんですか?
- 親族(安井):
- 甥っ子の電話番号、知りませんか?
- 男(妹尾):
- さすがに、それは知らんわ!
- 親族(安井):
- 困ったなぁ、叔父さんのお墓の場所、わからへんわ。
- 男(妹尾):
-
失礼ですけど、どちらのお墓ですか?
私、ようここにお墓参りに来てますから、わかるかもしれません。
- 親族(安井):
- 妹尾というんですけど。
- 男(妹尾):
- ああ、妹尾さん。それやったら、そこですよ。
- 親族(安井):
- そうですか、どうも御親切に……って、無い!今度はお墓が無い!!
- 男(妹尾):
- ええ、ご親族の方が墓じまいされましたから。
- 親族(安井):
- いつの間に……トホホホホ。
- 妹尾:
-
最近は、核家族化や少子化の影響で、お墓を守る人がいない家が増えていて、
先祖代々のお墓を「墓じまい」をするケースが多いそうです。
でも、「墓じまい」をする際には、注意しなければいけないことがあります。
- 安井:
- どんなことですか?
- 妹尾:
-
一度「墓じまい」をしてしまうと、親族や縁者から「お参りするお墓がない」と
文句がつくことがあるんです。
ですから、親族同士で事前に話し合いを重ねることが大切です。
- 安井:
- たしかに、もう元に戻せませんもんね。
- 妹尾:
-
「墓じまい」が増えるにつれて、お墓を守る親族や縁者がいるにもかかわらず、
安易に「自分たちでは管理ができない」と考えて、お墓を処分してしまうなどの
トラブルが生じているそうです。
「知らない間にお墓が処分されていて、お墓参りができなくなった」という相談も
増えているそうです。
ですから、「墓じまい」を実行する際には、「お墓を完全に撤去する」のか?
それとも「お参りしやすい近隣の墓地に改葬する」のかなど、
親族同士でよく話し合うことが大切です。