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和夫の終活日誌 ヤシロが考える終活

ABCラジオ『とことん全力投球!妹尾和夫です』(毎週火曜 12:00〜14:54)内のコーナー「和夫の終活日誌」で放送された内容をご紹介いたします。

妹尾:ラジオパーソナリティー 安井:パートナー 八城:ヤシロ代表

第176回(2017/9/12放送)

妹尾:
今日も、これからの人生を楽しく、前向きに送るための「終活」について
僕たちのミニコントも交えながら語り合っていきます。
安井:

今月のテーマは『墓じまい』です。
それでは終活劇場、はじまりはじまり……

飼い主(安井):
お〜、龍馬や。
これからはずっと一緒やからな、大阪に連れて帰ったるからな。
地元民(妹尾):
おまん、何しとるぜよ?
飼い主(安井):
大切な家族やった龍馬の遺骨を取り出すために、
お墓を掘り起こしてるんですけど。
地元民(妹尾):
いかんぜよ、いかんぜよ!!
掘り起こすぐらいなら、どいて、ここに埋めたが?
飼い主(安井):
龍馬は土佐の男やったさかい、やっぱり高知にお墓作ったろうと
思って、こっちにお墓を建てたんですわ。
そやけど、大阪から墓参りに来るの、やっぱりしんどいし、
ここを墓じまいして、大阪に移そうと思って。
地元民(妹尾):
けんど、お墓を勝手に掘り起こしたらいかんぜよ。
おまん、「改葬許可証」持っちゅうが?
飼い主(安井):
いいえ……そんなモン、いるんですか?
地元民(妹尾):
そうぜよ。
飼い主(安井):
しゃあない……ほな、せめて龍馬の好きやったドッグフード、
置いていくさかい、これで勘弁してな。
地元民(妹尾):
ドッグフード?
飼い主(安井):
龍馬はオスの土佐犬でしたから。
地元民(妹尾):
紛らわしいぞにゃあ!
妹尾:
「墓じまい」をするには、一般的に次のような手続きや作業、費用が必要です。
まずは、お寺や霊園の管理事務所へ「墓じまい」の旨を届け出なければいけません。
そして、別の移転先へ改葬する場合は「改葬許可証」、新しいお墓に移す場合は、
先方からの「受入証明」「埋葬証明」などが必要となります。
安井:
無断で「墓じまい」はできないんですね。
妹尾:
それから、お墓から遺骨を取り出す際には、お墓に眠る人の魂を抜く
「閉眼供養」の儀式を行います。
この儀式を行うことで、墓石は「単なる物体」になるので、
その後、撤去して、更地(さらち)に戻します。
通常、お墓の敷地は行政やお寺から借りている形となるので、
「墓じまい」をする時は、更地にして返さなければいけないんです。
安井:
更地にするには、どうすればいいんですか?
妹尾:
基本的には、石材店に依頼することになります。
撤去費用は、墓地の広さ、墓石の大きさや量、撤去作業の方法などによって
変わりますが、1平方メートルあたり10万円程度が相場とされているそうです。
安井:
他にお金がかかることはありますか?
妹尾:
お寺の墓地を「墓じまい」する場合には、お寺へのお礼の意味も含めて「離檀料」
を渡します。
また、遺骨を別のお墓に移して納骨する際には、法要と僧侶へのお布施が必要です。
いずれも通常の法要と同様に10〜20万円程度が相場だそうです。

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