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和夫の終活日誌 ヤシロが考える終活

ABCラジオ『とことん全力投球!妹尾和夫です』(毎週火曜 12:00〜14:54)内のコーナー「和夫の終活日誌」で放送された内容をご紹介いたします。

妹尾:ラジオパーソナリティー 安井:パートナー 八城:ヤシロ代表

第174回(2017/8/29放送)

妹尾:
今日は、霊園・墓石のヤシロの八城社長を終活アドバイザーにお迎えして、
みなさんからの疑問・質問にお答えいただきます。
八城:
お願いします。
妹尾:
まずは、こちらの方から……

69歳・男性
私は東北の出身です。現在は関西に住んでいますが、お盆の時期にはご先祖様に
ご挨拶をするため、東北のお墓までお参りに行きます。
でも、私も高齢になり、毎年遠方までお参りに行くのが体力的に厳しくなりました。
そこで最近よく聞く「墓じまい」を考えているのですが、墓じまいをした後に
手元に残るご遺骨は、どのようにお祀りするのが適切なのでしょうか?
妹尾:
この方のように「墓じまい」を検討する人が増えていると聞きますが……
いざとなると、どこへ相談すればいいのかわからないという人も多いでしょう。
例えば、ヤシロさんでは、墓じまいに関する相談を受け付けているんですか?
八城:
故郷のお墓の「墓じまい」のお問い合わせは、年々増えています。
原因は少子化と核家族化です。将来、お墓の面倒を見る子供が少なくなっているのと、
親世帯と子世帯が離れて暮らしているので、子供にお墓の負担を
かけたくないという親御さんからのご相談が多くなっています。

子供さんが小さかった間は、お盆やお正月に里帰りをして、その際にお墓参りをする
という方が多かったと思いますが、子供さんも大きくなって独立してしまうと田舎に帰る
機会が少なくなってお墓参りが遠のいてしまうという方が増えてきます。
そのまま放っておくと、次は、子供さんがそのお墓の面倒を見なければならない立場になり、
年間の管理料の支払いや遠くのお墓の管理をしなければなくなります。
ですので、実質的にお参りに行けなくなってしまうお墓は、出来れば早い目にどう
するのかを決めてしまうことをお勧めします。

一旦、お墓に納めた遺骨を別の場所に移すことを「改葬」といいます。
「改葬」には3つの方法がありますが、まず、一つ目は「お墓の建て替え」です。
現在、住んでいる場所の近くの墓地に新しいお墓を建てて、古いお墓を処分して
遺骨を新しいお墓に移す方法です。

二つ目は「お墓の引っ越し」です。現在住んでいる場所の近くで墓地だけを求め、
古いお墓をそのまま持って来て、移設して遺骨を納める方法です。
この二つの方法は、後々、お墓の面倒を見てもらうという前提でお墓の場所を
遠くから近くに移し替えることで、お墓参りを便利に行えるようにする方法です。

三つ目は「墓じまい」です。これは古いお墓を処分して、遺骨を永代供養することで
後の代の方に負担をかけない様にする方法です。
ただ、永代供養にしたからといって、お参り出来なくなるわけではありませんので、
「墓じまい」の場合、便利にもなって後々の心配も無くなるということで
このことも、ご相談が増えている原因だと思います。

お問い合わせの方の場合、お子さんが近くに住んでいらっしゃるのかどうかで
先ほどの3つの方法から、お考えいただきたいと思います。それぞれの方法で
掛かる費用もかなり変わってくることと、費用の他にも、お寺の手配や役所への
手続きも必要になりますので、「墓じまい」に詳しい業者を、インターネット等で
お調べいただき、どのように「改葬」するのが適しているのか具体的に
お考えいただきたいと思います。
妹尾:
続きまして……

51歳・男性
私の母は変わり者です。
昔から「死んだら誰とも一緒にお墓に入りたくない!ひとりで静かに眠りたい!」
と言っています。
息子の私としては、なるべく母の意思を尊重してあげたいと思っているのですが、
代々のお墓とは別に、母だけのお墓を作るのは金銭的に厳しく、悩んでいます。
何か良い方法はないでしょうか?
妹尾:
たしかに、息子さんからしたら複雑な気持ちでしょうね……
社長なら、どんなアドバイスをしてさしあげますか?
八城:
私なら、このお母さんには、樹木葬をお勧めしたいと思います。
樹木葬にもいろいろなタイプがありますが、弊社にも「一人で静かに桜の樹の下で眠る」
というコンセプトの樹木葬COCOROという商品があります。
桜の樹の下に、四季折々の花が植えてある花壇があって、その前に芝生が
広がっています。その芝生の部分に20pほどの穴を掘って、専用の袋に
移した遺骨を納めます。埋葬されている方のお名前は石の霊標に刻まれ
永遠に生きた証を残すことが出来ます。ちなみに費用はお一人20万円で、
後々の維持費や管理費はかかりませんので、残ったご家族にも負担が掛かりません。
お問い合わせの、お母さんにはピッタリのような気がします。
ただ、勿論、お母さんの意思を尊重することも大切ですが、後々、お参りする
息子さんの意見も大切だと思いますので、そこは良く話し合われて
いろいろな選択肢をご検討いただきたいと思います。

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