終活サポート  >  ラジオで終活日誌

和夫の終活日誌 ヤシロが考える終活

ABCラジオ『とことん全力投球!妹尾和夫です』(毎週火曜 12:00〜14:54)内のコーナー「和夫の終活日誌」で放送された内容をご紹介いたします。

妹尾:ラジオパーソナリティー 安井:パートナー 八城:ヤシロ代表

第173回(2017/8/1放送)

妹尾:
今日も、これからの人生を楽しく、前向きに送るための「終活」について
僕たちのミニコントも交えながら語り合っていきます。
安井:

今月のテーマは『遺品整理』です。
それでは終活劇場、はじまりはじまり……

未亡人(安井):
あ、これお父ちゃんが昔よう来てたセーターや。
こっちは、お父ちゃんがよう使ってたカメラや。
お父ちゃんの遺品を眺めてると、いろんな思い出が蘇ってくるわ……
大家(妹尾):
センチメンタルになってるとこ悪いけど、邪魔すんで。
未亡人(安井):
ああ、大家さん。
おとついの父の葬儀の際は、お世話になりました。
大家(妹尾):
お宅の親父さんには長い間、ウチのアパート借りてもろてたさかいな。
未亡人(安井):
私が遠くの町に嫁いでから、父はずっと一人暮らしでしたけど、
ここのアパートは住みやすかったみたいです。
一見ガラの悪そうな大家さんも実は親切な人で、お互い気が合うって、
よう言うてました。
大家(妹尾):
そうでっか。けどな……親切なんは家賃を払ろてもろてる間だけや!
未亡人(安井):
なんですか、その豹変ぶりは?!
大家(妹尾):
ワシ、ミナミで家貸し(いえかし)やっとる、萬田いうモンですねん。
未亡人(安井):
ミナミで金貸し(かねかし)やってる萬田さんなら知ってますけど、
家貸しって……ひょっとしてパチモンですか?
大家(妹尾):
やかましわ!
それより、葬式も済んだことやし、早いとこ、この部屋明け渡して
もらいまひょか!
未亡人(安井):
そんな無茶な。こないだお父ちゃんが亡くなったばっかりで、
まだ遺品整理もできてへんのに。
大家(妹尾):
ワシ、ボランティアで家貸し(いえかし)やっとるんとちゃいまんねん。
こっちも商売ですさかいに、次の入居者を早よ入れたいんですわ。
未亡人(安井):
でも、遺品整理がまだ――
大家(妹尾):
何をゴチャゴチャ言うとんねん!この萬田を舐めとったら……
って、その段ボール箱に入ってるの、まさか!
未亡人(安井):
父が大ファンで集めてた、竹内力主演作のDVDですけど。
あ、お好きでしたらお譲りしますよ、私、興味ないですから。
大家(妹尾):
ホンマかいな?!いや〜、嬉しいわ!
未亡人(安井):
お父ちゃんと大家さん、気が合うのわかる気がするわ……
妹尾:
ご家族などが亡くなると、その人の遺品が大量に発生します。
その遺品の整理については、形見分けや処分するなど、遺族が適切な処理を
しなければいけません。
でも、亡くなった人のお住まいが借家や賃貸アパートなど賃貸住宅で、
早めに部屋を明け渡さなくてはならない場合は、葬儀などの法事が終わったら、
ただちに遺品整理に取りかからなくてはいけません。
安井:
お葬式が終わったばかりなのに、それは大変ですね。
妹尾:
ですから、いざという時のために、遺品整理の段取りを覚えておきましょう。
安井:
具体的に何をすればいいんですか?
妹尾:
まずは、何を残して、何を処分するのかを決めましょう。
そして、残すもののなかから、亡くなった人の家族、親戚、友人・知人などへ
形見分けする遺品を取り分けます。
最後に、廃品処理業者に依頼して不要なものを処分するんですが、
いくつかの業者に見積もりを出してもらって、比較検討するとよいでしょう。
基本的には「トラック何トンでいくら」という料金体系だそうです。
安井:
これは捨てないほうがいい、というものはあるんでしょうか?
妹尾:
書類関係は、その後の手続で必要なものもあるので、捨てないほうが良いそうです。

イベント

終活出張セミナーご依頼受付中

ラジオで考える終活

このページの先頭へ戻る