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和夫の終活日誌 ヤシロが考える終活

ABCラジオ『とことん全力投球!妹尾和夫です』(毎週火曜 12:00〜14:54)内のコーナー「和夫の終活日誌」で放送された内容をご紹介いたします。

妹尾:ラジオパーソナリティー 安井:パートナー 八城:ヤシロ代表

第170回(2017/7/11放送)

妹尾:
今日も、これからの人生を楽しく、前向きに送るための「終活」について
僕たちのミニコントも交えながら語り合っていきます。
安井:

今月のテーマは『永代供養(えいたいくよう)と散骨』です。
それでは終活劇場、はじまりはじまり……

亡父(妹尾):
あ〜、寂しいなぁ。
ワシ、もう死んでこの墓に入ってからだいぶ経つけど、
娘の牧子も息子の和夫も、全然墓参りに来てくれへんがな。
って、向こうから歩いてくるの、あれ牧子とちゃうか?!
娘(安井):
お父ちゃん、久しぶり。
亡父(妹尾):
おう、ホンマに久しぶりやな!……って、ワシの声は聞こえへんか。
娘(安井):
お父ちゃん……なかなかお墓参りに来れへんくてゴメンな。
亡父(妹尾):
かめへんかめへん、今日、こうやって来てくれたんやから。
娘(安井):
それでな、お父ちゃん。和夫兄ちゃんとも相談したんやけど、
お父ちゃんの遺骨、海に散骨しようと思うねん。
ほら、お父ちゃん、海が大好きやったやろ?
亡父(妹尾):
そら好きやったけど……ワシのあだ名は若大将やったしな。
娘(安井):
私ら兄弟も、あんまりお墓参りに来れへんし、それやったら
お父ちゃんが大好きやった海に散骨してあげたほうが
お父ちゃんも喜ぶんとちゃうかと思って。
亡父(妹尾):
いや、牧子、ちょっと待て、ワシな――
娘(安井):
ほな、お父ちゃん、遺骨取り出すで。
亡父(妹尾):
おい、海は好きやけど散骨はアカンて!実はお父ちゃんな――
娘(安井):
お父ちゃん、大好きやった海で、思う存分泳ぎや〜!!
パラパラパラ〜〜〜
亡父(妹尾):
お〜い、牧子〜!!
海を見るのは好きやったけど、カナヅチやってん〜!
娘(安井):
散骨するのに、そんなん関係あるかいな!
亡父(妹尾):
なんや、お父ちゃんの声、聞こえとったんか?!
って、おい、こら、そこの魚、ワシは餌とちゃうぞ!こら〜〜〜!
妹尾:
近年、一般的なお墓ではなく永代供養墓(えいたいくようばか、えいたいくようぼ)
や海への散骨などを選ぶ人が増えているそうです。
散骨を希望する場合は、エンディングノートに書いておくのも良いでしょう。
また、遺骨をすべて散骨してしまうのか、一部を残すのかも
事前に決めておいたほうが良いそうです。
一部を残す場合は、遺族の誰が、どのように管理するのかを決めておくことも
大切です。
安井:
海へ散骨する場合、何か手続きなどは必要ですか?
妹尾:
まず、散骨業者に連絡して、出航場所、日時、散骨する海域、料金など、
プランの内容をじっくり確認したうえで申し込みましょう。
なお、葬儀をした後に、埋葬をしないで散骨する場合は「埋葬許可証」を、
また、お墓に埋葬している遺骨を取り出して散骨する場合は「改葬許可証」を
役所で発行してもらいましょう。
安井:
散骨する時は、家族も船に乗れるんですよね?
妹尾:
はい。指定場所へ集合して船に乗ります。
この時、公共の桟橋を使用することがほとんどなので、服装は喪服ではなく、
普段着のほうが良いそうです。
また、転びやすいヒールの高い靴や、滑りやすい靴は避けたほうが良いでしょう。
散骨をすると、後日、業者から「散骨証明書」や散骨の時の写真が送られてきます。
散骨した場所を記した海図を添付してくれる業者もあるようです。
安井:
どうして散骨をする人が増えているんでしょう?
妹尾:
「お墓のことで将来、子供たちに負担を掛けたくない」という理由が主なようです。
ただ、散骨をする場合には、よくご家族と相談しましょう。
相談がなかったために、ご遺族間や散骨業者とのトラブルになる場合があります。

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