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和夫の終活日誌 ヤシロが考える終活

ABCラジオ『とことん全力投球!妹尾和夫です』(毎週火曜 12:00〜14:54)内のコーナー「和夫の終活日誌」で放送された内容をご紹介いたします。

妹尾:ラジオパーソナリティー 安井:パートナー 八城:ヤシロ代表

第162回(2017/5/16放送)

妹尾:
今日も、これからの人生を楽しく、前向きに送るための「終活」について
僕たちのミニコントも交えながら語り合っていきます。
安井:
今月のテーマは『相続税と生前贈与について』です。
それでは終活劇場、はじまりはじまり……
男(妹尾):
くっそ〜!
アイツ、どこ行きやがった?!
腕利きのスパイの俺をあざむくとは、さてはアイツもスパイか?
女(安井):
フッフッフ、探しているのは、私のことかしら?
男(妹尾):
あっ、そんなところに隠れていやがったのか!
女(安井):
私を捕まえたかったら、ここまでいらっしゃい。
男(妹尾):
よーし、そこを動くなよ!
今、そっちへ行くから……って、うわ〜〜〜〜〜っ!!!!
女(安井):
アッハッハッハ、まんまとかかったわね!
男(妹尾):
クソ、こんなところに落とし穴が!
女(安井):
あらあら、大丈夫?助けてあげましょうか?
男(妹尾):
フン、敵のスパイの情けなど俺には無用……
って、うわ〜〜〜〜〜っ!!!!
よく見たら美人で、今度は恋の落とし穴に落ちてしまった!!
女(安井):
一人で何を言ってるの?
早く私の手に捕まりなさい。
男(妹尾):
騙されてたまるもんか。
その優しさの裏に、思わぬ落とし穴があるんだう?
女(安井):
意味がわかんないけど、まあいいわ。
その落とし穴の中で一生過ごしたいなら、そうすればいいわ。
けど、あなたの一人息子のことはどうするの?
男(妹尾):
息子のことなら、俺がいなくても大丈夫だ。
相続時精算課税制度を利用して、俺が持っている土地を
息子に与えてやるつもりだからな。
女(安井):
甘いわね。
相続時精算課税制度は、土地には利用できないのよ!
男(妹尾):
うわ〜〜〜〜〜っ!!!!
相続時精算課税制度の落とし穴にハマってしまった!!
妹尾:
財産を与える者と受け取る子供や孫の年齢、決められた期日までに申請すること、
などといった条件を満たせば、2500万円までの生前贈与に関して贈与税が
控除されるのが「相続時精算課税制度」です。
ただ、「相続時精算課税制度」には落とし穴があるんです。
安井:
どんな落とし穴ですか?
妹尾:
実は「相続時精算課税制度」では、登録免許税・不動産取得税は
免除されないんです。
仮に、1000万円の土地を「相続時精算課税」で生前贈与する場合、
贈与税は免除されても、およそ1000分の20の登録免許税と、
1000分の40の不動産取得税で、国に支払う税金は60万円になります。
安井:
では、1000万円の土地を生前贈与せず、亡くなった後に普通に相続する場合、
税金はどうなりますか?
妹尾:
税金は1000分の4の登録免許税のみで、国に支払う税金は4万円のみ。
相続の場合には登録免許税がとても低税率になりますし、
不動産取得税は一切かかりません。
比較すると、生前贈与よりも相続の時のほうが、はるかに少ない税額で
名義変更ができるんです。
安井:
財産によって、「相続時精算課税制度」を利用して生前贈与したほうがいいのか、
それとも普通に相続したほうがいいのか、どちらが税金が安くなるのか違ってくる
わけですね。

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