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和夫の終活日誌 ヤシロが考える終活

ABCラジオ『とことん全力投球!妹尾和夫です』(毎週火曜 12:00〜14:54)内のコーナー「和夫の終活日誌」で放送された内容をご紹介いたします。

妹尾:ラジオパーソナリティー 安井:パートナー 八城:ヤシロ代表

第157回(2017/4/11放送)

妹尾:
今日も、これからの人生を楽しく、前向きに送るための「終活」について
僕たちのミニコントも交えながら語り合っていきます。
安井:
今月のテーマは『エンディングノートの必要性』です。
それでは終活劇場、はじまりはじまり……
息子(妹尾):
シクシク……ああ、大好きやったお母ちゃんが亡くなってしもた……
そうや、まだ元気なうちにエンディングノート書いてくれてたはずや。
今こそ、あれを読む時やな。なになに……
母(安井):
一人息子の和夫へ。
これを読んでいるということは、お母ちゃんは、もうこの世にいない
ということですね。
息子(妹尾):
うん、そうやで。
母(安井):
お母ちゃん、生きてるうちは黙ってたけど、エンディングノートには
正直に書いておきます。
息子(妹尾):
え、なに?!なんか俺に黙ってた秘密でもあったんか?
母(安井):
和夫……実は、お母ちゃんな……
息子(妹尾):
うん、なんや?
母(安井):
実は、目玉焼きにはソースやのうて、醤油派やってん。
息子(妹尾):
どうでもええわ!エンディングノートにわざわざ書くことか?
母(安井):
そうそう、ちなみに、和夫はお母ちゃんの本当の子供ではありません。
息子(妹尾):
えーーーっ!どういうこっちゃ?!
目玉焼きの話の「ついで」みたいに書いてあるけど。
母(安井):
じゃあ和夫、お母ちゃん先に行くわな。さいなら。
息子(妹尾):
こんな衝撃的なこと、エンディングノートに書かれても
どないしたらええねん?!
妹尾:
最近は、30〜40歳代から書く人が増えているというエンディングノート。
遺言書とは違って、その記載内容に法的拘束力はありませんが、
遺言書では伝えきれない家族への想いや考え方などを書き記しておくツールとして
役立ちます。
安井:
子供の立場からしても、親には早いうちからエンディングノートを
書いてもらったほうがいいんでしょうか?
妹尾:
たとえ、今は親が元気でも、ゆくゆく病気になって本人の意思がわからなくなって
しまったら、もう聞くことはできませんよね。
ですから、やはり親が心身ともに元気な状態のうちにを書いてもらうべきです。
「うちの親はまだまだ」なんて言っていると、いざ、その場面が来た時に
後悔するかもしれません。
安井:
でも、どんな内容が書かれているのか、気になりますよね……
妹尾:
基本的には、残された子供たちが、事務的な手続きや、遺品の整理などで
困らなくなるように書くものです。
安井:
残された家族の負担を減らすためのものですもんね。
妹尾:
はい。でも、「エンディングノートは、よい面ばかりではない」とか
「残った者に深い負担や心の傷を与えることもある」といった意見もあるそうです。
安井:
どうしてですか?
妹尾:
たとえば、無理難題や、実は知りたくなかった打ち明け話などが書かれていたら
遺された家族は困ってしまいますよね。
書いた本人は、言えなかったことが伝えられてスッキリするかもしれませんが、
エンディングノートが親の自己満足のようになってしまってはいけません。
安井:
そうならないためには、どうすればいいんでしょう?
妹尾:
エンディングノートを書く前に、まずは親子でしっかり話し合って、
基本的な意識のすり合わせをしておくように心がけましょう。

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