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和夫の終活日誌 ヤシロが考える終活

ABCラジオ『とことん全力投球!妹尾和夫です』(毎週火曜 12:00〜14:54)内のコーナー「和夫の終活日誌」で放送された内容をご紹介いたします。

妹尾:ラジオパーソナリティー 安井:パートナー 八城:ヤシロ代表

第154回(2017/3/21放送)

妹尾:
今日も、これからの人生を楽しく、前向きに送るための「終活」について
僕たちのミニコントも交えながら語り合っていきます。
安井:
今月のテーマは『樹木葬について』です。
それでは終活劇場、はじまりはじまり……
未亡人(安井):
ああ、えらいこっちゃ、えらいこっちゃ。
ちょっと、おたく、この樹木葬墓地の方ですか?
管理人(妹尾):
ええ、この墓地を管理してる業者の者ですけど。
未亡人(安井):
実はね、ウチのパパのお墓、この墓地にあるんですけどね……
管理人(妹尾):
パパというと、お父様ですか?
未亡人(安井):
ちゃうちゃう、旦那のことですやん。
私ね、この歳になってもずっとパパって呼んでたでしょ?
管理人(妹尾):
でしょ、言われても知りませんけど……
それで、パパのお墓がどないしたんですか?
未亡人(安井):
あのね、パパが生きてる頃に、「俺が死んだら樹木葬にしてくれ」
って言うてたでしょ?
管理人(妹尾):
いや、私は知りませんけど。
みなさんご存知の通り、みたいな感じで言われても。
未亡人(安井):
言うてはったのよ。そやから私、樹木葬にしたんやから。
けどね、最近になってパパの親戚の人がね、
先祖代々の墓に遺骨を戻せ!って言うてきはったでしょ?
管理人(妹尾):
そういうことになってるんですね、私は知りませんでしたけど。
未亡人(安井):
だから、パパの遺骨、返してもらえません?
管理人(妹尾):
そら無理な話ですわ。
樹木葬っていうのは、遺骨が土に還るという埋葬方法ですから。
未亡人(安井):
ほな、パパの遺骨、もう返ってけえへんの?
管理人(妹尾):
ええ、残念ながら。
未亡人(安井):
いま私、ガーンってショックうけてるでしょ?
管理人(妹尾):
いや、知らんがな。
妹尾:
今、増えているという「樹木葬」。
樹木や花を墓標にして、その下の地中に遺骨を埋葬する「樹木葬」は、
自然環境にも優しい埋葬方法として注目を集めています。
安井:
他にも樹木葬にするメリットはありますか?
妹尾:
樹木葬は、継承者がいなくなってしまった場合でも、
永代供養をしてもらうことが可能です。
最近は、先祖代々のお墓を継ぐ人が少なくなっているそうですから、
これは大きなメリットでしょうね。
また、永代使用料や管理費が比較的低く設定されている場合が多いのも特徴です。
安井:
誰でも樹木葬を選ぶことができるんでしょうか?
妹尾:
宗旨や宗派などといった宗教的な制約がないのも樹木葬ならではです。
安井:
では逆に、デメリットはありませんか?
妹尾:
樹木葬では、原則として増設することはできないため、
追加で他の人を埋葬する場合は、新たに購入する必要があります。
また、樹木葬は基本的に遺骨を土に還すという埋葬方法なので、
遺骨は返却してもらえないということも覚えておきましょう。
安井:
他に、注意すべきことはありますか?
妹尾:
今あるお墓から樹木葬に変更する場合は、今のお墓を「墓じまい」しなければ
いけません。
「墓じまい」をするには、これまでお世話になっていたお寺や墓地などの
お墓の管理者に、前もって事情説明をしておかなければいけません。
また、親族の間でもじゅうぶんに時間をかけて話し合い、意見をまとめて、
円満に墓じまいを行いましょう。

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