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和夫の終活日誌 ヤシロが考える終活

ABCラジオ『とことん全力投球!妹尾和夫です』(毎週火曜 12:00〜14:54)内のコーナー「和夫の終活日誌」で放送された内容をご紹介いたします。

妹尾:ラジオパーソナリティー 安井:パートナー 八城:ヤシロ代表

第150回(2017/2/21放送)

妹尾:
今日も、これからの人生を楽しく、前向きに送るための「終活」について
僕たちのミニコントも交えながら語り合っていきます。
安井:
今月のテーマは『家族葬』です。
それでは終活劇場、はじまりはじまり……
男友達(妹尾):
いやぁ、まさかアイツが突然、亡くなるなんてな。
女友達(安井):
ホンマにショックやわ。
私ら3人は、子供の頃からの付き合いやもんね。
男友達(妹尾):
そうやな……けど、アイツと俺らとは家族同然の仲やったさかいに、
家族葬にも関わらず、こうやって最後のお別れに呼んでもらえた。
女友達(安井):
それがせめてもの救いやね。
けど……アンタのその格好、一体なんやの?
男友達(妹尾):
え、おかしいか?
普通の葬儀と違って身内と親しい友人だけの家族葬やし、
これぐらいラフでもええかと思ったんやけど。
女友達(安井):
いや、それにしても短パンとランニングって……
裸の大将やないねんから。
男友達(妹尾):
それよりお前、香典どうした?
女友達(安井):
香典?普通の葬儀と違って家族葬やし、いらんのとちゃうの?
男友達(妹尾):
実は、俺もそう思って持ってこうへんかってん。
女友達(安井):
ウチな、今月いろいろ物入りやったさかい、香典のいらん家族葬で
助かったわ。
男友達(妹尾):
でもな、見てみ、あの遺族の顔……
女友達(安井):
うわ、なんか物欲しそうな顔してはるなぁ。
男友達(妹尾):
ひょっとして、俺らが、いつ香典出すか待ってるんとちゃうか?
女友達(安井):
どないしよ?
男友達(妹尾):
いまさらどうしようもできひんし、知らん顔しとこ。
女友達(安井):
そうやね、知らん顔、知らん顔。
男友達(妹尾):
それはそうと、お前のその格好もラフすぎひんか?
あずき色のジャージって。
女友達(安井):
だって、家族葬やし。
妹尾:
今、増えている「家族葬」とは、身内や親族、親しい友人など、
ごく内輪だけで行う新しいタイプの葬儀です。
その内容は、お通夜ナシ、告別式ナシで、僧侶も呼ばず戒名もナシ、
遺影写真もナシの場合もあって、そういった最小限の葬儀なら、
費用は18万円ほどになるそうです。
安井:
内輪だけの、内容も簡素な葬儀ですから、参列する人たちも一般的な葬儀と違って
形式ばらなくてもいいんでしょうか?
妹尾:
「家族葬」イコール「簡易的な葬儀」と考える人がいらっしゃいますが、
それは大きな間違いです。
たとえ簡素な家族葬でも、葬儀であることに違いはありません。
ですから、服装もマナーも通常の葬儀と全く同じです。
安井:
それは気をつけなければいけませんね。
妹尾:
それから、香典に関してもマナーがあります。
家族葬の場合は、ごく近親者のみから香典を受け取ることになっています。
ですから、もし友人という立場で参列するのであれば、香典を渡さないことが
一般的な家族葬のマナーです。
安井:
では、友人なら香典はいらないんですね。
妹尾:
ただ、それは葬儀の通知に「香典はお断りします」と書かれている場合のことです。
ですから、友人として家族葬に参列する時でも、一応香典の準備だけはしておいて、
もし受け取りを断られたら渡すのをひかえる、と覚えておきましょう。
家族葬の全てが、香典が不要という考え方は間違っていますので注意が必要です。

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