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和夫の終活日誌 ヤシロが考える終活

ABCラジオ『とことん全力投球!妹尾和夫です』(毎週火曜 12:00〜14:54)内のコーナー「和夫の終活日誌」で放送された内容をご紹介いたします。

妹尾:ラジオパーソナリティー 安井:パートナー 八城:ヤシロ代表

第149回(2017/2/14放送)

妹尾:
今日も、これからの人生を楽しく、前向きに送るための「終活」について
僕たちのミニコントも交えながら語り合っていきます。
安井:
今月のテーマは『家族葬』です。
それでは終活劇場、はじまりはじまり……
遺族(妹尾):
フー、やっぱり家族葬にして良かったわ。
長年連れ添ったお前と、こうしてゆっくりとお別れができるんやから。
思えば、お前が生きてるうちは、苦労をかけっぱなしで――
弔問客A(安井):
あの〜、すいません。亡くなったヨシコさんのご遺族の方でしょうか?
遺族(妹尾):
はい、僕は主人ですけど。
弔問客A(安井):
そうですか、このたびは本当に急なことで……
遺族(妹尾):
この人、なんで嫁はん亡くなったの知ってるんやろ?
家族葬にするから、身内以外には知らせてへんはずやけど。
弔問客A(安井):
風の噂で聞いたものですから。でも、私はスグに失礼しますので。
遺族(妹尾):
フー、急に来られると落ち着いてお別れもできひんわ。
けど、はよ帰ってくれはって良かったわ。
ヨシコ、ようやく二人っきりに――
弔問客B(安井):
あの〜、すいません。ヨシコさんが亡くなったとお聞きしまして。
遺族(妹尾):
え〜、また来たで。すいませんけど、家族葬なんで弔問のほうは……
弔問客B(安井):
スグに帰りますから、最後のご挨拶だけさせてください。
遺族(妹尾):
フー、今度の人も、はよ帰ってくれて良かったわ。
ヨシコ、これでようやく二人っきりに――
弔問客C(安井):
あの〜、すいません。
遺族(妹尾):
またかいな!こんなバラバラに訪ねて来られると全然落ちつかへんわ。
せっかく家族葬にしたのに……
妹尾:
家族や親しい人のみで行う葬儀「家族葬」が、今、増えているそうです。
あまり付き合いのない弔問客にかこまれた形式的な葬儀よりも、
本当に心から偲んでくれる人に送り出してほしいと思っている人が
多いんですね。
弔問客にしても、亡くなった人のことはあまり知らないけど義理で……と、
仕事や予定を変更してまで通夜や告別式に駆け付ける必要もありません。
安井:
付き合いの浅い人に弔問に来ていただくのは、遺族も気をつかいますしね。
他に、家族葬にするメリットはありますか?
妹尾:
家族葬では、亡くなった人や遺族の考えにそって、一番ふさわしい形式を
選ぶことができます。
例えば、必ずお坊さんを呼ばなくてはならないということもありませんし、
お焼香をしなければいけないわけでもありません。
安井:
融通が利いて、自由な形で葬儀ができるわけですね。
では反対に、気をつけなければいけないことは?
妹尾:
身内だけで、小さく葬儀を行うので費用が安くすむと考えがちですが、
家族葬でも費用はそれなりにかかります。
また、一般的な葬儀のように香典の収入がないと、そのぶん費用の負担が増えます。
ですから収入面でのバランスを考えながら、専門家に相談したほうがよいでしょう。
安井:
他に注意点はありますか?
妹尾:
一般的な葬儀にしておけば、弔問客は、ある程度決まった時間に来られますが、
家族葬にしたために、バラバラにやって来られたりして、悩んでいるご家族も
いるようです。
また、身内だけで葬儀をすることで、亡くなった人の人柄を知っていた方や、
家族でも知らない一面を知っている方などからのお話を聞く機会を
失ってしまうこともあります。
家族葬を検討する際は、故人の社会的な繋がりや立場などをしっかり考えましょう。

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