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    ABCラジオ『とことん全力投球!妹尾和夫です』(毎週火曜 12:00〜14:54)内のコーナー「和夫の終活日誌」で放送された内容をご紹介いたします。
     
    
    妹尾:ラジオパーソナリティー 安井:パートナー 八城:ヤシロ代表
    
    
    第148回(2017/2/7放送)
    
    - 妹尾:
- 今日も、これからの人生を楽しく、前向きに送るための「終活」について
 僕たちのミニコントも交えながら語り合っていきます。
    - 安井:
- 
 今月のテーマは『家族葬』です。
 それでは終活劇場、はじまりはじまり……
    - 幽霊(妹尾):
- 
      あ〜、とうとうワシも死んでしもたわい。 
 ま、幸せといえば幸せな一生やったな。
 それに、ワシの葬式にこんなにたくさんの人が集まってくれて、
 ホンマに幸せなことじゃわい。
    - 弔問客(安井):
- 
      ウエ〜〜〜ン!! 
 早すぎます……亡くなるには、まだ早すぎますよ〜!!!
    - 幽霊(妹尾):
- 
      おお、あの女の弔問客、特に悲しんでくれておるようじゃ。
    - 弔問客(安井):
- 
      シクシクシク……アナタのような偉大な方を失って、 
 私はこれからどうやって生きていけばいいんですか……シクシクシク。
    - 幽霊(妹尾):
- 
      ワシのことをあそこまで思ってくれていたなんてワシは幸せモンじゃ。 
 しかも、なかなかの美人、嬉しいことじゃわい。
 けど、あの人、誰やったかいのぅ?
    - 弔問客(安井):
- 
      ウエ〜ン、悲しすぎて、もうどうしたらいいの……ウエ〜ン!!
    
    - 幽霊(妹尾):
- 
      そうじゃ、人の感情を覗き見ることができるというワシの特技を使って 
 あの女の人の感情を覗いてみよう!どれどれ……
    - 弔問客(安井):
- 
      ああ、なんでこんなオッサンの葬式に来なアカンねん。 
 ホンマやったら今日、合コンやったのに……
    - 幽霊(妹尾):
- なんじゃと?!本心ではそんなことを考えておったのか!!
    - 弔問客(安井):
- さ、私が悲しんでる姿もアピールできたし、そろそろ帰ろ。
    - 幽霊(妹尾):
- 
      ひょっとして、他の人も……あ、あの人も、そこの人も、 
 みんなホンマはイヤイヤ来とんのかい!
 これやったら家族葬にしとけば良かったわ……
    - 妹尾:
- 
      今、急激に広がりをみせているのが、家族や親しい人のみで行う家族葬です。 
 家族葬とは、身内や親族など、ごく内輪だけで行う葬儀のことです。
    - 安井:
- どうして家族葬が増えているんでしょうか?
    - 妹尾:
- 
      一説によると、高齢化にともない、職場を引退してから死亡するまでの期間が 
 長くなるにつれて、葬儀への職場関係者や会社関係者の参列が減り、
 家族や近親者のみの葬儀が増えてきたことが一因とされているようです。
 また、高齢者の中には高齢者施設などで亡くなる方も増えていて、
 訃報を通知する相手も少なくなり、自然に内輪だけの葬儀「家族葬」となる
 ケースも多くなっているようです。
    - 安井:
- 
      必然的に「家族葬」が増えるわけですね。 
 でも、見送られる側が自ら「家族葬」を希望することもありますよね?
    - 妹尾:
- 
      遺言などで「家族葬」を希望される人は、 
 「本当に自分のことを思っている家族と近しい人で送ってほしい」
 という願いが強いようです。
 ただ、いざ「家族葬」をしようと思っても、喪主側、弔問側、ともに疑問点や
 不明な点などたくさんあると思うので、事前にしっかり解決しておきましょう。
 このコーナーでも、今月は「家族葬」にまつわる疑問や問題点を取り上げて
 いきますよ。