終活サポート  >  ラジオで終活日誌

和夫の終活日誌 ヤシロが考える終活

ABCラジオ『とことん全力投球!妹尾和夫です』(毎週火曜 12:00〜14:54)内のコーナー「和夫の終活日誌」で放送された内容をご紹介いたします。

妹尾:ラジオパーソナリティー 安井:パートナー 八城:ヤシロ代表

第145回(2017/1/17放送)

妹尾:
今日も、これからの人生を楽しく、前向きに送るための「終活」について
僕たちのミニコントも交えながら語り合っていきます。
安井:
今月のテーマは『お墓のお引越し〜改葬について〜』です。
それでは終活劇場、はじまりはじまり……
住職(妹尾):
フゥ……仏様にお経もあげたし、今朝のお勤めも無事に終わったわい。
女(安井):
よっこらせ……よっこらせ……
ハ〜、やっと着いたわ。
住職(妹尾):
ちょっとちょっと、アンタ、うちの墓地で何をやっとるんじゃ?
女(安井):
ああ、このお寺のご住職ですか?
ほなコレ、お願いします……あ〜、重たかったわ〜
住職(妹尾):
な、な、なんじゃ、この巨大な物体は?!
女(安井):
何って、見たらわかるでしょ、墓石ですがな、墓石。
今度ね、ここの墓地にお墓を移させてもらおうと思って。
住職(妹尾):
こんなバカでかい墓石、どうやってここまで運んでこられたんじゃ?
女(安井):
ちょっとでも費用浮かせようと思って、背負ってきたんですけど。
住職(妹尾):
どんな怪力の持ち主じゃ。
女(安井):
300キロ離れた前のお墓から、ここまで1時間もかかってしもたわ。
これ絶対に明日、筋肉痛やわ。
住職(妹尾):
どんな怪力の持ち主じゃ。
女(安井):
前のお墓で使こてた、この墓石を再利用してもらえますか?
住職(妹尾):
いやいや、うちの墓地は、墓石の持ち込み禁止なんじゃ。
女(安井):
え〜、そうなん?!
ていうか、この墓石、いつの間にかちょっとカケてるやん!
さっき、曲がり角であの家の塀にぶつけてしもたんやろか?
住職(妹尾):
そんなモン、背負って歩いてくるからじゃ。
女(安井):
けど、300キロの道のりを、またコレ担いで持って帰らなアカンやん。
しゃあないな……どっこいしょ、っと!!
住職(妹尾):
どんな怪力の持ち主じゃ。
妹尾:
今あるお墓を別の場所へ移して供養する「改葬」。
いろんな事情で改葬を検討する人も多いようですが、改葬する際には、
気を付けなければトラブルになるケースもあります。
例えば、墓石の移動について。
墓石の移動を伴う改葬は、物理的には可能です。
でも、条件が制約されたり、思った以上に費用がかかる場合もあるので
注意が必要です。
安井:
お墓を移す時に、今までのお墓の墓石をそのまま移すこともできるんですね。
妹尾:
はい。ただ、多くの霊園の場合、新しく墓石を建立してもらうことを前提として
墓地を販売しているので、よそから墓石を持ち込むことを制限していることが
多いそうです。
なかには、持ち込みを許可した区画のある霊園もあるらしいですけどね。
安井:
事前に確認が必要ですね。
妹尾:
墓石を移動させるには、当然、搬送費用がかかります。
石の大きさや搬送する距離で費用が異なるので、見積もりをとって検討しましょう。
ただ、搬送中に墓石にヒビが入った、ということもリスクとして考えられます。
今までの墓石を使いたいという、よほどの強い考えと、費用の余裕がなければ、
墓石の移動を伴う改葬はあまりお勧めする方法ではないそうです。

イベント

終活出張セミナーご依頼受付中

ラジオで考える終活

このページの先頭へ戻る