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和夫の終活日誌 ヤシロが考える終活

ABCラジオ『とことん全力投球!妹尾和夫です』(毎週火曜 12:00〜14:54)内のコーナー「和夫の終活日誌」で放送された内容をご紹介いたします。

妹尾:ラジオパーソナリティー 安井:パートナー 八城:ヤシロ代表

第144回(2017/1/10放送)

妹尾:
今日も、これからの人生を楽しく、前向きに送るための「終活」について
僕たちのミニコントも交えながら語り合っていきます。
安井:
今月のテーマは『お墓のお引越し〜改葬について〜』です。
それでは終活劇場、はじまりはじまり……
妻(安井):
ああ……アナタ。
今どこで、何をしているの?
アナタが家を飛び出して、もう20年……
今日は帰ってくるか、今日こそは、と思って毎日過ごしているけど、
待てど暮らせど何の便りもない……
アナタ……これ以上待ち続けるのは私、辛いわ……
夫(妹尾):
おお、やっと辿り着いたぞ……
懐かしい我が家に!
妻(安井):
あらっ、ア、ア、アナタ!!!
夫(妹尾):
長い間、家を空けてすまんかったな。
妻(安井):
アナタ、そんなに変わり果てた姿になって……
夫(妹尾):
お前こそ、すっかり髪が白くなったじゃないか。
それに、腰もずいぶん曲がったようだ。
妻(安井):
そりゃあ、なんてったって20年ですから。
アナタが墓参りに行ってくるって家を出たのは。
夫(妹尾):
いや〜、遠くに墓があるというのが、こんなにも大変だとは思わなかったよ。
墓参りをするのに往復20年だぞ。
妻(安井):
今度出かけたら、もう生きてるうちに帰ってこれないかもね。
夫(妹尾):
そうだ、俺たちの可愛い一人娘はどうした?
妻(安井):
もう、とっくにお嫁に行っちゃいましたよ。
夫(妹尾):
なんだって?!俺が遠くの墓参りに行ってるうちに、嫁に……
妻(安井):
やっぱり、あの先祖代々のお墓を、近場に移しましょうよ。
夫(妹尾):
そうだな、こんな苦労はもうこりごりだ……
妹尾:
さまざまな事情によって、今あるお墓を別の場所へ移して供養したりすることを、
改めて葬ると書いて「改葬」といいます。
近年、そんな「改葬」が必要なケースが増えてきたそうです。
年に1、2回しか行けないような遠方にあるお墓を、自宅から近い場所に移して
「お墓参りをスムーズにしたい」というのが大きな理由です。
安井:
お墓が遠くてなかなかお参りに行けないと、手入れが行き届かずに、
墓地が荒れてしまいますからね。
妹尾:
改葬した後の納骨方法としては、納骨堂・樹木葬・散骨・自宅での供養など、
いろんな選択肢が考えられます。
ただ、改葬の手続きについては、「墓地・埋葬等に関する法律」に規定されていて、
自分の家のお墓であっても、自由に遺骨を持ち出すことはできませんので、
手続きをした上で、しっかりとした手順を踏みましょう。
安井:
手続きって、大変なものなんでしょうか?
妹尾:
役所で証明書や許可証を発行してもらったり、新しいお墓に遺骨を移したりで、
手際よく作業を進めても、早くて1ヶ月くらいかかるそうです。
安井:
じゃあ、もっと余裕をもって進めなければいけませんね。
妹尾:
改葬するには親戚の理解を得る必要があります。
また、今までお墓があった寺院や霊園にも前もって相談しなければいけません。
そういった話し合いが長引いたり、遺骨の移動先が見つからなかったりと、
何かと時間がかかってしまう人も多いようです。
かといって、急いで行うとトラブルになりかねません。
ですから、改葬を考えはじめたら、1〜3年くらい時間をかけて行うつもりで
いるほうが良いそうです。

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