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和夫の終活日誌 ヤシロが考える終活

ABCラジオ『とことん全力投球!妹尾和夫です』(毎週火曜 12:00〜14:54)内のコーナー「和夫の終活日誌」で放送された内容をご紹介いたします。

妹尾:ラジオパーソナリティー 安井:パートナー 八城:ヤシロ代表

第142回(2016/12/20放送)

妹尾:
今日も、これからの人生を楽しく、前向きに送るための「終活」について
僕たちのミニコントも交えながら語り合っていきます。
安井:
今月のテーマは『葬式の段取りと遺された親のケア』です。
それでは終活劇場、はじまりはじまり……
息子(妹尾):
なあ、お母ちゃん……ええやろ?
なあ、ええやろ?
俺、もう我慢できひんわ……
母(安井):
なによ和夫、お母ちゃんにいやらしい目つきして。
あんた、お母ちゃんのこと誘ってるんか?
息子(妹尾):
アホなこと言いな。
母(安井):
ほんなら、何よ?
「ええやろ、なあ、ええやろ?もう我慢できひん」って。
息子(妹尾):
死んだお父ちゃんの遺品整理のことやがな。
もうそろそろ整理してもええんとちゃうか、って言うてんねん。
こんな散らかった部屋で過ごすの、もう我慢できひんわ。
母(安井):
なんや、そのことかいな。
それやったらイヤやって言うてるやろ。
私はこのままずっと、お父ちゃんの遺品に囲まれて暮らすねん。
息子(妹尾):
気持ちはわかるけど、遺品整理して、形見分けもせんとアカンがな。
母(安井):
イヤや、イヤや、絶対にイヤや!
お父ちゃんが大事にしてたモン、人にあげるなんてイヤや!!
息子(妹尾):
そんなこと言わんと、いっぺん整理しよ?
なあ、いっぺんだけでええから、お願い、いっぺんだけ。
俺、結構上手やし、やってみたら絶対に気持ちええって。
母(安井):
和夫……あんた、やっぱりお母ちゃんのこと誘ってるやろ?
妹尾:
親が亡くなって、葬儀を無事に済ませたら、次にやらなければいけないのが
「遺品整理」です。
遺品管理は、まず、パートナーを失って遺された親がどうしたいのか
聞くところからスタートします。
遺された親が「まだ整理したくない」と言えば、できるだけそれに従い、
期間をおいて、落ち着いたらもう一度聞いてみましょう。
安井:
まずは、残された親の「気持ちの整理から」ということですね。
妹尾:
いざ、遺品整理をする際には、何を残して、何を処分するか決めていきますが、
書類関係は、その後の手続きで必要なものもあるので、すぐに捨てず、
保管しておいたほうがいいそうです。
安井:
書類の整理は、特に注意が必要なんですね。
妹尾:
そして、遺品整理をする過程で行うこともあるのが「形見分け」です。
子ども、親戚、知人・友人などへの形見分けの遺品を取り分けていきますが、
忘れてはいけないのが「遺品は相続人全員の相続財産である」という点です。
つまり、家族全員が納得したうえで、形見分けを行うのがルールです。
安井:
誰かの一存で、勝手にあれを貰う、これを誰それにあげる、と決めては
いけないんですね。
妹尾:
それから注意点がもう一つ。
年間110万円を超える物品の贈与は、贈与税の対象となるので注意しましょう。
安井:
遺品を整理するだけでもひと苦労ですけど、形見分けのことなども考えていると
なかなか大変そうですね。
妹尾:
遺品管理は結構ストレスがたまります。
処分するものを決めたら、日程を組んで、スグ、一気にやったほうがいいでしょう。
もし時間がない場合は、廃品処分業者に頼むのも1つの手です。

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