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ABCラジオ『とことん全力投球!妹尾和夫です』(毎週火曜 12:00〜14:54)内のコーナー「和夫の終活日誌」で放送された内容をご紹介いたします。
妹尾:ラジオパーソナリティー 安井:パートナー 八城:ヤシロ代表
第140回(2016/12/6放送)
- 妹尾:
- 今日も、これからの人生を楽しく、前向きに送るための「終活」について
僕たちのミニコントも交えながら語り合っていきます。
- 安井:
-
今月のテーマは『葬式の段取りと遺された親のケア』です。
それでは終活劇場、はじまりはじまり……
- 男霊(妹尾):
- あ〜、オラは死んじまっただぁ〜
- 女霊(安井):
- う〜、オラも死んじまっただぁ〜
- 男霊(妹尾):
- おやまあ、アンタも死んじまったんかい?
- 女霊(安井):
- んだ、つい先日、突然のことで。
- 男霊(妹尾):
-
そりゃあご愁傷様だべ。
ま、そういうオラも死んじまったんだけどもよ。
- 女霊(安井):
- どうやらオラたちは墓が隣同士、これも何かの縁だべ。
- 男霊(妹尾):
- んだんだ、死んでからいうのもあれだども、これからよろしく。
- 女霊(安井):
- こちらこそ、よろしく。
したらば、とりあえずそろそろ先祖代々のこの墓さ、入るべか。
よっこいしょ……
- 男霊(妹尾):
- んだば、オラも、よっこいしょ…って、あれ?どないなっとるんだべ?
- 女霊(安井):
- アンタ、どうしたんだべ?先祖代々の墓さ、入んないべか?
- 男霊(妹尾):
- いや、入りたいんだども…よっこいしょ…って、あれれ〜?
- 女霊(安井):
- どうしたんだべさ?
- 男霊(妹尾):
- どうやら、オラんとこの先祖代々の墓、もう満員のようだべ。
- 女霊(安井):
-
定員オーバーってやつかえ?アンタ、これからどうすんの?
- 男霊(妹尾):
-
困ったべな……しかたねぇ、生き返るべか。
- 妹尾:
-
もし、親が亡くなった時、残された家族は何をすべきか?
重要なのは「お墓の確認」と「寺院への連絡」、「葬儀日程の連絡」の3点です。
- 安井:
- 「お墓の確認」と「寺院への連絡」ですか。
- 妹尾:
-
お墓は、父方の祖先のお墓に入れると思いがちですが、そうとは限りません。
先祖のお墓に入るのは「長男のみ」とか「すでに満杯で入れない」といった
ケースもあるのでご注意ください。
また、葬儀の際の読経や戒名は、お墓のある寺院の僧侶に依頼するのが基本なので、
お墓のことも含めて、早いうちに確認しておくのが賢明です。
もし、寺院が決まらない場合は、葬儀屋さんの紹介を受けるのが基本です。
- 安井:
-
それから、「葬儀日程の連絡」もしなければいけないんですよね。
- 妹尾:
-
「葬儀日程の連絡」は、町内会や仕事関係の中心人物を通して、
情報を拡散してもらうことが鉄則になります。
なお、生前にお見舞いに来てくれた人には、直接、連絡を入れましょう。
- 安井:
- 葬儀といえば、お布施の金額がいくらぐらいなのかわからないという人も
多いようですが……
- 妹尾:
-
僧侶に払うお布施は、本来、寺院の維持管理に使われるお金のため、
任意が原則とされていますが、厄介なのは、寺院によっては「お気持ちで」と、
具体的な金額を明かさないことです。
でも、最近は金額を提示するケースも増えていますし、もし、提示されなければ、
親戚に、過去の葬儀の際の金額を聞くといいでしょう。