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和夫の終活日誌 ヤシロが考える終活

ABCラジオ『とことん全力投球!妹尾和夫です』(毎週火曜 12:00〜14:54)内のコーナー「和夫の終活日誌」で放送された内容をご紹介いたします。

妹尾:ラジオパーソナリティー 安井:パートナー 八城:ヤシロ代表

第138回(2016/11/22放送)

妹尾:
今日も、これからの人生を楽しく、前向きに送るための「終活」について
僕たちのミニコントも交えながら語り合っていきます。
安井:
今月のテーマは『お金の整理とエンディングノート』です。
それでは終活劇場、はじまりはじまり……
夫(妹尾):
たしか、この辺にしまったはずなんやけど……
なあ、母さん知らんか?
妻(安井):
お父さん……♪探しものはなんですか? 見つけにくいものですか?
夫(妹尾):
こないだ書いたエンディングノート、どこやったか知らんか?
カバンの中も机の中も探したけど、見つからへんねん……
妻(安井):
♪まだまだ探す気ですか? それより僕と踊りませんか?
夫(妹尾):
踊ってるヒマなんかあるかいな。お前も探すの手伝てくれよ。
妻(安井):
♪夢の中へ、夢の中へ、行ってみたいと思いませんか?
夫(妹尾):
♪ウフフ〜……って、やってる場合か!
大事なエンディングノート失くしてんで。
妻(安井):
いったい、何書いてあったんよ?
夫(妹尾):
ワシの銀行口座と暗証番号やがな。
妻(安井):
ええっ!なんでそんな大事なことエンディングノートに書いたん?
夫(妹尾):
まさか失くすと思わんかったし。
けど、しゃあないわ……こうなったら、僕と踊りませんか?
妻(安井):
踊ってる場合か?!まだまだ探せ!!
夫(妹尾):
けど、今日はもう遅いし、とりあえず寝ようや。
妻(安井):
夢の中へは、行かさへんで!
妹尾:
終活をするうえで、財産の整理をしなければいけないのは、
一部のお金持ちの人だけだ、と思っていませんか?
でも、「財産なんて、少しのお金と自宅ぐらいしかないし……」
と思っている人が、意外にもトラブルが多くて要注意なんです。
安井:
財産の整理に関するトラブルって、どんなことが考えられますか?
妹尾:
例えば、3000万円相当の自宅と1000万円の貯金を残して親が亡くなったと
しましょう。
あわせて4000万円相当の財産ですから、その財産の相続人が子供2人だとすると、
法定相続分は1人2000万円になります。
でも、実際のところ、お金と違って家は分割できませんから、どちらか1人が家を、
もう1人が貯金を相続することになった場合のことを考えてみてください。
安井:
1人が3000万円相当の家を相続して、もう1人が1000万円の貯金を
相続するとなると、不公平ですね。
妹尾:
そこで争いになって、片方の「足りない分は家を売ってわけよう」という話になり、
トラブルが発生しやすいそうです。
ハナから家を売るつもりだったのならいいでしょうけど、
家を残して住み続けるつもりだったのなら、思いがけず家を手放さなければ
いけなくなってしまいます。
残された子供たちがそんなトラブルを起こさないためにも、終活の中で親が、
「自分が亡くなったら家を売る」もしくは「家を継ぐ者を指定する」など
具体的な方針を決めて、それを遺言として残しておくとよいでしょう。
安井:
遺言状だけでなく、エンディングノートも活用できますよね?
妹尾:
法的拘束力のある遺言書が一番良いですが、トラブル緩和のため、
せめてエンディングノートなどに本人の考えを書き残しておくべきでしょう。
ただし、資産に関することを記入する際は、くれぐれもノートの紛失を
想定したうえで記入しましょう。
例えば、預貯金の口座情報を記すにしても、暗証番号などは書かず、
財産のありかを知らせるまでの情報にとどめておくなど、ノートを紛失した際の
配慮が必要です。

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