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和夫の終活日誌 ヤシロが考える終活

ABCラジオ『とことん全力投球!妹尾和夫です』(毎週火曜 12:00〜14:54)内のコーナー「和夫の終活日誌」で放送された内容をご紹介いたします。

妹尾:ラジオパーソナリティー 安井:パートナー 八城:ヤシロ代表

第129回(2016/9/20放送)

妹尾:
今日も、これからの人生を楽しく、前向きに送るための「終活」について
僕たちのミニコントも交えながら語り合っていきます。
安井:
今日のテーマは『墓じまい』です。
それでは終活劇場、はじまりはじまり……
石材店(妹尾):
いっしっしっしっし!
最近、ウチの石材店が契約しているお寺で「墓じまい」をする人が
多くて、商売繁盛で笑いが止まらんわい。
いっしっしっしっし!
客(安井):
あの〜、すいません。妹尾寺にある先祖代々のお墓を
「墓じまい」したいんですけど……
石材店(妹尾):
おっと、またお客さんだ。
はいはい、「墓じまい」ですね。
どうぞ、ウチの石材店にお任せください、いっしっしっしっし!
客(安井):
それで、費用のほうはいかほどで?
石材店(妹尾):
ウチでは、一律1008万円でやらせてもらっています。
客(安井):
えーっ!1008万円もするんですか?!!
どうしようかな……他の石材店に頼もうかしら……
石材店(妹尾):
おっと、それはダメですよ。
ウチの石材店は、妹尾寺の指定石材店になってますんで、
他の石材店では「墓じまい」できませんよ、いっしっしっしっし!
客(安井):
じゃあ、もうちょっと、まけてもらえませんか?
石材店(妹尾):
ムリムリ、どんな事情があろうとも、1円たりともまけません。
あっしはね、一度決めたら絶対に譲らない主義でね、
意志が固いんだ……石屋だけに……いっしっしっしっし!
客(安井):
もう、融通が利かないなんて、この石頭!
石材店(妹尾):
石頭で結構。だって、石屋ですから、いっしっしっしっし!
妹尾:
最近、増えている「墓じまい」ですが……
「墓じまい」は、今日明日で出来ることではありません。
お寺や霊園、石材店、親族などとの間にトラブルが起こりうるということを
念頭に置いて進めていきましょう。
安井:
どんなトラブルが考えられますか?
妹尾:
例えば、お墓がお寺にある場合……
そのお寺の檀家をやめたり、お墓の引っ越しをしたりする際には、
それまでのお礼として、お布施を包む慣習があります。
そのお布施を、檀家を離れるということで「離檀料」と呼ぶこともありますが、
一部のお寺では、檀家の人が「墓じまい」を申し出たら高額な離檀料を請求された、
というトラブルが発生しているそうです。
安井:
もし、離檀料を払うとしたら、いくらぐらいが相場なんでしょう?
妹尾:
離檀料は、あくまでお布施ですから、基本的にはお礼であり、
また仏様への感謝の気持ちを表したものです。
ですから、金額に決まりはありませんし、地域や、お寺の格、これまでの付き合いなどに
よって違いますが、一般的には3万〜15万円、多くても20万円といったところだそうです。
安井:
離檀料のほかに、「墓じまい」にはどんなトラブルが起こりえますか?
妹尾:
コントにあったように、お墓の撤去をめぐる石材店とのトラブルです。
墓石の撤去は石材店に依頼しなければいけませんが、その費用は石材店によって
ばらつきがあるので、事前に何社かで見積りを取るほうがいいようです。
ただ、霊園やお寺によっては「指定石材店制度」というものがあって、
依頼できる石材店が決まっていることがあるため、確認しておきましょう。
安井:
やっぱり、お金に関するトラブルが多いんですね。
妹尾:
お金でいうと、「墓じまい」にかかる費用を親族の誰が負担するのか、
揉めることもあるので、親族間でしっかり話し合っておきましょう。
また、「墓じまい」をした後の供養の仕方なども、親族同士で共有しておきましょう。

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