終活サポート  >  ラジオで終活日誌

和夫の終活日誌 ヤシロが考える終活

ABCラジオ『とことん全力投球!妹尾和夫です』(毎週火曜 12:00〜14:54)内のコーナー「和夫の終活日誌」で放送された内容をご紹介いたします。

妹尾:ラジオパーソナリティー 安井:パートナー 八城:ヤシロ代表

第128回(2016/9/13放送)

妹尾:
今日も、これからの人生を楽しく、前向きに送るための「終活」について
僕たちのミニコントも交えながら語り合っていきます。
安井:
今日のテーマは『墓じまい』です。
それでは終活劇場、はじまりはじまり……
男幽霊(妹尾):
うら〜めしや〜……うら〜めしや〜……もし……もし……
女幽霊(安井):
うら〜めしや〜……どうしたんですか、お隣の妹尾家のお墓のご先祖さん。
男幽霊(妹尾):
やあ、お隣の安井家のお墓のご先祖さん……
あの……お話がありまして……うらめしや〜
女幽霊(安井):
なんですか、あらたまって……うらめしや〜
男幽霊(妹尾):
実は……我われ妹尾家の先祖一同、近々引っ越すことに
なりまして……それで、ご挨拶をと思いまして……うらめしや〜
女幽霊(安井):
まあ、お引越しですか……でも、どうしてまた?うらめしや〜
男幽霊(妹尾):
現世の子孫が、墓じまいとかいうのをするそうで……うらめしや〜
女幽霊(安井):
それは寂しくなりますね……今まで200年ほど、お隣さん同士で
お付き合いしてきましたのに……うらめしや〜
で、どちらへ引っ越されるんですか?
男幽霊(妹尾):
ここから車で一時間ほどのところで、我われ妹尾家の先祖一同、
永代供養をされることになるようです……うらめしや〜
女幽霊(安井):
ほう、そうですか……お向かいの斉藤家のお墓も、
三軒隣りの山田家のお墓も、みんな墓じまいしてしまいました……
これから寂しくなります、うらめしや〜
男幽霊(妹尾):
あ、石材屋さんがウチのお墓の撤去にきたようです。
では、大昔に死んでるのに、こんなこと言うのもなんですけど……
ごきげんよう。
女幽霊(安井):
あ〜、妹尾家のご先祖さんたち〜……ごきげんよう〜
妹尾:
最近、「墓じまい」を検討する人が増えていますが、具体的な「墓じまい」の手順を
ご存じでしょうか?
「墓じまい」をする際には、まずは、お墓に入っている先祖の血を受け継ぐ親戚に
相談しましょう。
親戚の中には、「墓じまい」を快く思わない人もいます。
そんな親戚がいる場合は、強引に進めずに、時間をかけてでも説得したほうが
良いでしょう。
安井:
親戚同士で揉めるのはイヤですもんね。
妹尾:
それから、お墓がお寺にある場合は、そのお寺に計画段階から早めに相談を。
お寺は先祖代々のお墓を供養してきた場所です。
何の前触れもなく、いきなり「お墓を撤去したい」と切り出せば、
良い気持ちはしないでしょう。
「離檀料」という名目で高額のお金を要求されることもあります。
トラブルにならないために、礼を欠いた振る舞いは避けたいものです。
安井:
これまでお世話になった感謝の気持ちを持って、接しなければいけませんね。
それで、親戚やお寺の了解を得ることができれば、次はどうするんですか?
妹尾:
これまで埋葬されていた遺骨の行き先を考えます。
選択肢としては、別のお墓に移す、永代供養墓に移す、海などへ散骨する、
などが考えられます。
いずれにせよ、市町村の役所が発行する許可証が必要ですので、申請を忘れずに。
安井:
それで、ようやく遺骨を移すことができるんですね。
妹尾:
遺骨を移した後は、元のお墓を更地に戻さなければいけません。
ですから、墓石を撤去してもらう石材店を決めましょう。
また、墓石を撤去して遺骨を取り出す際には、法要を営むこともあります。
ここまでの「墓じまい」の作業は、手際よく進めたとしても、
早くても1ヶ月くらいはかかります。
安井:
でも、親戚やお寺との話し合いが長引いたり、遺骨の移動先がなかなか
見つからなかったりすると、もっと時間がかかってしまいますよね。
妹尾:
そういう人も多いようです。だからといって、急いで行うとトラブルのもと。
だから、「墓じまい」を考えはじめたら、1年〜3年くらい時間をかけて
行うつもりでいたほうが良いそうです。
もし、段取りや手順についてわからないことがあれば、長年営業している石材店に
相談してみると、いろいろ教えてくれると思いますよ。

イベント

終活出張セミナーご依頼受付中

ラジオで考える終活

このページの先頭へ戻る