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和夫の終活日誌 ヤシロが考える終活

ABCラジオ『とことん全力投球!妹尾和夫です』(毎週火曜 12:00〜14:54)内のコーナー「和夫の終活日誌」で放送された内容をご紹介いたします。

妹尾:ラジオパーソナリティー 安井:パートナー 八城:ヤシロ代表

第127回(2016/9/6放送)

妹尾:
今日も、これからの人生を楽しく、前向きに送るための「終活」について
僕たちのミニコントも交えながら語り合っていきます。
安井:
今月のテーマは『墓じまい』です。
それでは終活劇場、はじまりはじまり……
父親(妹尾):
まったく、近頃の若いモンはどうなっとるんじゃ!
娘(安井):
どうしたの、お父さん?そんなにプンプン怒って。
父親(妹尾):
どうもこうもあるか!
向かいのパン屋の息子、ほら、あの、なんて名前だったか……
娘(安井):
ああ、和夫くんでしょ。和夫くんがどうしたの?
父親(妹尾):
さっき、散歩をしておった時に、その和夫とすれ違ったんじゃが、
ロクに挨拶もせんばかりか、ワシがつまずいて転んでも知らん顔じゃ。
まったく近頃の若いモンは年寄りに対する敬意や労わりの心がない!
いや、ワシだってまだまだ若いつもりなんじゃが。
娘(安井):
そんなに怒ってばかりいると、また血圧あがっちゃうわよ。
お父さん、もう歳なんだから気をつけてよね。
父親(妹尾):
バカもーん!ワシはまだまだ若いと言っておろう!!
まったく、近頃の若いモンは年寄りをバカにしおって……
いや、ワシはまだまだ若いつもりなんじゃがな。
娘(安井):
もう、労わってほしいのか、年寄り扱いされたくないのか、どっちなのよ?
父親(妹尾):
そこのところが難しい年頃なんじゃ。
娘(安井):
ところでお父さん、前から相談しようと思ってたんだけど……
ウチのお墓さ、「墓じまい」しちゃおうと思うんだけど。
ほら、お父さんも歳だし、私もしょっちゅうお墓に行けないしさ。
父親(妹尾):
なにぃ?!先祖代々の墓を、「墓じまい」するじゃと?
よいか、墓というものは未来永劫、子孫が受け継いでいくもんじゃ。
娘(安井):
あ〜、またそんな古臭いこと言って。
父親(妹尾):
なんじゃ、その口の利き方は!
まったく、近頃の若いモンは何を考えておるんだか!
いや、ワシだってまだまだ若いつもりじゃがな。
娘(安井):
もう、どっちなのよ?
妹尾:
最近、「墓じまい」を検討する人が増えています。
「墓じまい」とは、お墓の墓石を撤去して更地に戻し、お墓を閉じること。
安井:
どうして、「墓じまい」を考える人が増えているんでしょうか?
妹尾:
今までのお墓は、先祖から子孫へ、脈々と受け継がれることを前提に
作られたものです。
でも、最近では少子化や家族のあり方についての価値観の多様化などで、
子供たちが家を継ぐことが当たり前ではなくなっています。
そうした場合に、お墓を守っていかなければならないことが負担になるので、
先祖代々のお墓を撤去して、「墓じまい」をしようと考える人が増えているんです。
安井:
特に、お子さんがいなくて、お墓の後継者がいない場合は「墓じまい」を
検討する人が多いかもしれませんね。
妹尾:
お墓の後継者問題は、お子さんがいないご家庭に限ったことではないんです。
例えば、こんなケースはどうでしょうか……
・お子さんがいるが、女のお子さんしかいない(将来、他の家に嫁いでしまう)
・男の子供がいるが、その子供(孫)がいない(将来、後継者がいなくなる)
・子供はいるが、生活している場所とお墓が遠く離れている(頻繁に行けない)
・子供はいるが、海外で生活している(頻繁に行けない)   などなど。
こういったケースは、現代では決して特別なことではなくなっています。
だから、お墓の後継者問題は、お子さんがいないご家庭のことだけではないんです。
安井:
そこで注目されているのが「墓じまい」というわけですね。
妹尾:
そうなんです。
ただ、「墓じまい」をするということは、お墓がなくなるということなので、
その後、どのような形で先祖を供養するか、考えなければいけません。
例えば、「永代供養墓で供養してもらう」。
それから、「海に散骨する」「樹木葬にする」「自宅で供養する」などなど。
先祖代々のお墓を受け継いでいくことが問題となってくるにつれて、
供養の形は多様化しています。
お墓を、誰が、どのように受け継いでいくのか悩まれた時には、
ぜひ「選択肢は多くある」ということを思い出してください。

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