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和夫の終活日誌 ヤシロが考える終活

ABCラジオ『とことん全力投球!妹尾和夫です』(毎週火曜 12:00〜14:54)内のコーナー「和夫の終活日誌」で放送された内容をご紹介いたします。

妹尾:ラジオパーソナリティー 安井:パートナー 八城:ヤシロ代表

第126回(2016/8/30放送)

妹尾:
今日は、霊園・墓石のヤシロの八城社長を終活アドバイザーにお迎えして、
みなさんからの疑問・質問にお答えいただきます。
八城:
お願いします。
妹尾:
まずは、こちらの方から……

47歳・男性
もうすぐ新盆を迎えます。
読経していただく僧侶にお布施を渡す時の袋に決まりはあるのでしょうか?
表書きはどう書くのか?また、薄墨で書くべきなのでしょうか?
その他、最低限守らなければならないルールがあれば教えてください。
妹尾:
お盆は過ぎてしまいましたが……
初めてのお盆を迎えるにあたっては、わからないことも多いと思います。
お布施の袋について、ルールやマナーはありますか?
八城:
初めてのお盆のことを「新盆(ニイボン)」または「初盆(ハツボン)」と言いますが、
これは満中陰(四十九日)が終ってから初めて迎えるお盆の事を言います。
初盆にはご僧侶にお願いして、お参りいただくのが一般的ですが、
お悔やみ事の時に使う金封を不祝儀袋(ブシュウギブクロ)と言いますが、
水引きの色が、白黒、白銀、白黄、などがありますが、関西では一般的に法事の
場合、白黄を使うことが多いようです。
ですので、初盆でのお布施はこれらの水引きの不祝儀袋もしくは白の無地の
袋を用意すると良いでしょう。
表書きは「御布施」が一般的です。
薄墨についてですが、薄墨というのは、突然の訃報を聞いて、
香典を準備する際に「涙で墨がにじんで薄くなった」という説や
「慌てて墨を摺ったので薄くなった」という説などから、
お通夜やお葬式の時の「香典袋」には薄墨で書くことが多いようです。
また、香典袋に入れるお金も、新札ではなく古いお札を入れます。
これは「この日のために用意していた」と解釈されないためです。
もしも、新札しか手元に無い場合は、一度半分に折ったものを使います。
但し、これらも地域差があるようですので、その地域の方にお尋ねいただく方が
良いと思います。 今回は、ご僧侶に対するお布施ですので、薄墨で書く必要はありません。
妹尾:
続きまして……

37歳・男性
いつもお中元、お歳暮を贈っている方が喪中です。
いつもどおり贈ってもいいのでしょうか?
もし、いいのであれば、例えば「のし紙の種類」など、何か特別な配慮は
必要でしょうか?
妹尾:
年賀状は喪中の相手には出しませんけど、お中元やお歳暮にも決まりは
あるんですか?
八城:
「喪中」というのは、近親者が死亡した時に一定期間、喪に服する期間の
ことで、一般的には、亡くなられてから半年〜1年くらいを「喪中」と
することが多いようです。
喪中のご家族にお中元やお歳暮を贈るというのは、気を使うと思いますが
お中元やお歳暮はお世話になっている方への感謝の気持ちですから、
お祝いごとではありませんので、マナーを守ったうえで、お贈りすることは、
問題ないとされています。
どのようなことに気をつければ良いかですが
一つ目は「熨斗(のし)」に気を付けていただくことです。
通常であれば、紅白の水引きを使いますが、喪中の場合、無地の紙や
無地の短冊に「お歳暮」と書いて贈ってください。
二つ目は四十九日を過ぎていない間は、お中元、お歳暮は贈らないように
していただきたいと思います。
もし、四十九日が過ぎると、お中元やお歳暮の時期がずれてしまうといった
場合には「暑中お見舞い」や「寒中お見舞い」としてお贈りすると良いでしょう。
三つ目は、当たり前ですが、絶対に故人宛にはお贈りしないということです。
いくらその方にお世話になっていたとはいえ、亡くなられた方宛に届くと
ご家族を悲しい気持ちにさせてしまいます。
このように喪中の場合、相手に対しての気遣いをしたうえで、お中元やお歳暮を
贈る必要がありますので、ご注意いただきたいと思います。

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