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和夫の終活日誌 ヤシロが考える終活

ABCラジオ『とことん全力投球!妹尾和夫です』(毎週火曜 12:00〜14:54)内のコーナー「和夫の終活日誌」で放送された内容をご紹介いたします。

妹尾:ラジオパーソナリティー 安井:パートナー 八城:ヤシロ代表

第124回(2016/7/26放送)

妹尾:
今日は、霊園・墓石のヤシロの八城社長を終活アドバイザーにお迎えして、
みなさんからの疑問・質問にお答えいただきます。
八城:
お願いします。
妹尾:
まずは、こちらの方から……

56歳・男性
数年前に父が亡くなり、今は母と二人暮らしです。
私は一人っ子で親しい親戚も少ないため、母に万が一のことがあった時、
葬儀などの準備を一人でできる自信がありません。
世話役のような方を頼む場合、親類ではなく友人やご近所の方でも
いいのでしょうか?
また、引き受けてもらった場合、お礼に金品などを渡した方がいいのでしょうか?
その額の相場などもあれば教えてください。
妹尾:
たしかに、一人で葬儀の準備をするのって大変ですよね。
わからないことも多いですし……
頼れる世話役の方がいれば心強いですが、世話役は親族でなくてもいいんですか?
八城:
ご葬儀というのは、地域によっても様々な習慣がありますし、あまり何度も喪主の  
経験をされる方は少ないので、わからないことが多いと思います。
そこで喪主の経験が無い方や喪主が未成年者であった場合、また大きな
ご葬儀などの場合に世話役を立てる場合があります。
一般に世話役とは、弔問を受けなければならない遺族や喪主に代わって、
通夜、 葬儀の進行や雑務を取り仕切る人のことを言います。
世話役の仕事は主に、 
@葬儀の打ち合わせの立会い A受付 B会計 C葬儀の進行 D弔問客の接待 などです。
世話役は通常、親戚、遺族の友人、会社の上司や同僚、町内会や自治会の役員の方などに
お願いをします。
世話役を頼んだ方へのお礼については、現金を渡すこともあれば、「助け合いだから」 と、
金品のやりとりをしないこともあり、地域によってさまざまです。
現金を渡す場合は3,000〜5,000円程度、世話役代表として葬儀をまとめてくれた方には、
5,000〜10,000円ほどお渡しすることが多いようです。
白い封筒に「志」や「御礼」などの表書きを添えてお渡しすると良いと思います。
最近は家族葬が多くなり、葬儀の規模が小さくなっているので、世話役を頼まない
場合が多くなっています。

ご相談の方の場合も、ご親戚も少ないということですので、家族葬でご葬儀を
行なうのであれば、葬儀社にご相談をしながら進めれば大丈夫だと思います。
一度、事前相談に行かれると良いと思いますよ。
妹尾:
続きまして……

64歳・女性
高齢の両親と暮らしています。
両親にもしものことがあった時、葬儀をとりおこなう費用が我が家にはありません。
ただ両親はご近所にも顔が広く、友人もたくさんいるので葬儀をしないわけには
いかないとも思っています。
お金をかけずに、たくさんの人に見送ってもらう何かいい方法はないでしょうか?
妹尾:
たくさんの方に見送ってもらおうと思うと、一般的には葬儀の規模も大きくなって
そのぶん、費用もかかってしまうイメージなんですが……
お金をかけずに葬儀をする方法ってありますか?
八城:
葬儀に掛かる費用は、大きく分けて3つに分かれます。
一つ目は会場代や祭壇料、お花代やお棺、霊柩車の費用など葬儀そのものに掛かる費用です。
二つ目は宗教者へのお礼、いわゆる「お布施」です。
三つ目はご親族や弔問客に対する飲食接待費です。
2014年に日本消費者協会が実施したアンケート調査によると、これらを合計した
葬儀費用の全国平均は、およそ190万円で、内訳としては、葬儀費用が約120万円、
寺院の費用が約40万円、飲食接待費用が約30万円とのことです。
現在、ご葬儀は地域にもよりますが、葬儀社が運営されている葬儀会館で行われることが
多くなっていますが、費用を出来る限りお安く、しかも沢山の方にお別れをしていただくと
いうことであれば、自宅や地域の自治会館や集会所を利用するのが良いと思います。
自宅葬であれば会場の費用がいりませんし、なにより故人様が住み慣れた場所ですので、
思い出が詰まったお葬式になると思います。
ただ、マンションであったり、ご自宅が狭かったりすると、ご弔問客が入れないなどと
いうこともあるかと思いますので、そんな場合は地域の自治会館や集会所を利用すると
、ご近所の方にも来ていただきやすいですし、会場費がお安く済みます。
あとは祭壇やお棺など最低必要なものだけを葬儀社に依頼すれば、 かなり費用は
削減できると思います。
また、最近はお寺を呼ばずに、いわゆる「お別れの会」といった形式でご葬儀をされる方も
ありますので、費用だけを考えればお寺を呼ばないという方法もあります。

最近のお葬式の場合、お香典をご辞退される場合も多くなってきていますが、
もともと、お香典とは、故人に対するお供物であると同時に、不意の事態に遭遇した
故人のご家族への支援の意味もありますので、お香典を頂戴して、
出来るだけ良いお別れをしてあげてもらえればと思います。
こちらの方も事前相談をして、どの程度でいくらくらい費用が掛かるか
お調べ頂くと良いと思います。

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