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和夫の終活日誌 ヤシロが考える終活

ABCラジオ『とことん全力投球!妹尾和夫です』(毎週火曜 12:00〜14:54)内のコーナー「和夫の終活日誌」で放送された内容をご紹介いたします。

妹尾:ラジオパーソナリティー 安井:パートナー 八城:ヤシロ代表

第119回(2016/6/21放送)

姉(安井):
あ〜、いつ見ても綺麗やわ〜
やっぱり大粒のダイヤモンドは輝きが違うわぁ
弟(妹尾):
あ、姉ちゃん、ずっこいわ!
ソレ、お母ちゃんの遺品の中で、いっちゃん高価なダイヤの指輪やん。
俺かてソレ欲しいわ!
姉(安井):
なにアホなこと言うてんの。
このダイヤの指輪かてな、私に貰って欲しいって言うてるやろ?
弟(妹尾):
そんなん言うかいな!
指輪がしゃべるわけないやん。
姉(安井):
アンタはそっ歯やから聞こえへんねん。
ほら、よう耳をすませて聞いてみ。
弟(妹尾):
あっ、ホンマや!
ダイヤの指輪がなんか言うてる!!
なになに…「この指輪は、弟のキミが貰ってくれたまえ」やって?!
姉(安井):
ウソ言いな!
指輪がしゃべるわけあらへんやろ!!
弟(妹尾):
いや、姉ちゃんがしゃべってるって言うたんやんか。
姉(安井):
とにかくな、このダイヤは弟のアンタにはやらへん!
そのかわり、ほら、お母ちゃんが大事にしてた、
そのワケのわからん掛け軸、それあげるわ。
弟(妹尾):
いらんわ、こんなもん。
下手すぎて、なんて書いてあるかわからへんがな。
姉(安井):
ほな、アンタの勝手にし。
弟(妹尾):
こんなもん、トイレットペーパー代わりにしたる!
姉(安井):
あれ?こんな時間に電話なんて誰やろ?
はい、もしもし……あ、おばさん。
え、掛け軸ですか?はい、ありますけど……ええーっ!!!!!!
弟(妹尾):
ハ〜、スッキリした。
姉(安井):
ちょっとアンタ、あの掛け軸どないしたん?
あれ、有名な人が書いた値打ちもんで、一億はくだらんのやて!!
弟(妹尾):
えー、い、い、い、一億?!
ちょっと汚れたけど、まだ流してへんから、取ってくるわ!
ウンがついて、今までより値打ちが上がったかもな。
妹尾:
亡くなった人の形見分けをする際には、トラブルが起こりがち。
たとえば、亡くなった人が愛用していたダイヤなどの高価な宝石類を、
家族が勝手に形見分けと称して持っていってしまうというケースはよくあります。
遺言があれば別ですが、ない場合は他の家族にも相続の権利があるので
裁判沙汰になることも少なくないそうです。
安井:
やっぱり高価な品物は取り合いになりますもんね。
妹尾:
逆に、本当は価値のある骨董品や絵画などを、その価値がわからない親族が
勝手に処分してしまったというトラブルもよくあるケースです。
安井:
それはもったいないですね……
妹尾:
ほかにも、こんなトラブルが起こり得るそうです。
亡くなった人との関係がどれほど深いのかわからない、
もしくは、亡くなった人から生前に話を聞いたことがない、
という人から、高額な遺品を譲り渡すよう請求されたというケースが
過去にあったそうです。
遺産相続人ではない人からの要求があった場合は、「遺産は相続人で分配します」と
ハッキリお断りをしたほうがいいでしょう。
安井:
そういったトラブルを避けるためには、どうすればいいんでしょうか?
妹尾:
形見分けでのトラブルは様々ですが、それを避けるには、形見分けをする前に
遺品の分類をしましょう。
不用品として処分にするもの、相続人に分配するもの、形見分けの品にするもの、
など遺品を仕分けすることが大切です。
葬儀が終わって落ち着いてから、そのように仕分しておけば、
そのあと、いざ形見分けをする時にトラブルにならないでしょう。
また、遺品が多かったり、遺品整理をする遺族が少ない場合などは、
遺品整理をしてくれるプロの業者に依頼する方法も、最近は広まってきましたね。

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