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ABCラジオ『とことん全力投球!妹尾和夫です』(毎週火曜 12:00〜14:54)内のコーナー「和夫の終活日誌」で放送された内容をご紹介いたします。
妹尾:ラジオパーソナリティー 安井:パートナー 八城:ヤシロ代表
第113回(2016/4/26放送)
- 妹尾:
- 今日も、これからの人生を楽しく、前向きに送るための「終活」について
僕たちのミニコントも交えながら語り合っていきます。
- 安井:
-
今日のテーマは『埋葬』です。
それでは終活劇場、はじまりはじまり……
- 飼い主(妹尾):
- ああ〜ポチ〜!なんで死んでしもたんや、ポチ〜!!
- 嫁(安井):
- あんた……気持ちはわかるけど、もうええ加減に泣き止んだらどう?
- 飼い主(妹尾):
- そんなこと言うたかて、泣いても泣いても涙が出てくるねん。
- 嫁(安井):
- だいの大人が情けない。
- 飼い主(妹尾):
-
お前はポチに愛情を感じてなかったさかいにそんな冷たいことが言えるねん!
- 嫁(安井):
- 愛情なんか感じれるかいな、そんなカメムシに。
- 飼い主(妹尾):
-
うわ〜ん、ポチ〜!あんなヒドイこと言うてるわ〜!!
- 嫁(安井):
-
もう、カメムシにそんな犬みたいな名前付けてややこしい。
- 飼い主(妹尾):
-
ポチ、お前はワシにとって家族同然やった。
せやから、ウチの代々の墓に埋葬したるさかいな。
- 嫁(安井):
-
キ〜〜〜ッ!やめてんか〜!そのお墓、あとで私も入るんやろ?
カメムシと一緒なんかゴメンやで。くっさいがな!
- 飼い主(妹尾):
- アホ、どうせお前も死んでから入るんやさかい、ニオイなんか関係ないやろ。
- 嫁(安井):
-
どうしてもポチをお墓に入れるっていうんやったら、
私、実家のお墓に入らせてもらいます!
- 飼い主(妹尾):
- ああ、ポチ……お前がカメムシでさえなかったらなぁ……
- 妹尾:
-
埋葬に関して、気をつけなければトラブルになるということがあります。
例えば、ペットの埋葬。
最近は、ペットを家族の一員とする考えが一般的になってきたことにともなって、
ペットが亡くなった際に、人間と同じように埋葬を望む人が増えています。
でも、可愛がっていたペットの遺骨を代々のお墓に入れることに、
他の親族が反対することもありますので、よく話し合うことが必要です。
また、庭に土葬する場合、その行為には問題はありませんが、
深い穴を掘って埋めるなど、土に還る過程での近隣へのニオイの配慮などは
必要となります。
- 安井:
-
ペットの埋葬以外で、気をつけなければいけないことはありますか?
- 妹尾:
-
例えば、3人兄弟の場合、長男だけでなく、次男・三男も本家のお墓に入れるのか?
また、次男・三男の妻はどうなるのか?
といった、「家のお墓には誰が入れるのか」という問題もあります。
法律上は、お墓を受け継いだ人が認めれば、誰でもそのお墓に入ることができます。
ただ、それはあくまで法律上の話で、最近は、夫婦間でも同じお墓に入るかどうか
トラブルが起きています。
解決策としては、「納骨部分をリフォームして分割納骨できるようにする」とか、
「新たにお墓を建てる」、「妻のみ自分の実家のお墓に入る」などが挙げられますが、
どうするかは、よく話し合って決めなければいけませんね。
- 安井:
-
埋葬に関して、他にはどんなトラブルや問題が起こり得ますか?
- 妹尾:
-
お墓を引っ越しする場合、現在のお墓のあるお寺から高額な離檀料を
請求されるというトラブルがあるかもしれません。
法外な値段の離檀料を支払わなければならないという根拠はありませんが、
トラブルにならないためには、お墓の引っ越しを考えているなら、
お寺のご住職に早い段階から相談をして、承諾を貰っておくのが良いでしょう。
また、子供がいない方や生涯独身の方、娘が嫁いでお墓を継ぐ人がいなくなった時
などは、家族に代わってお寺のご住職に供養してもらう永代供養墓を
選択することが増えています。
でも、その永代供養墓が、末永く信頼できるかどうか見極めることが大切です。