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ABCラジオ『とことん全力投球!妹尾和夫です』(毎週火曜 12:00〜14:54)内のコーナー「和夫の終活日誌」で放送された内容をご紹介いたします。
妹尾:ラジオパーソナリティー 安井:パートナー 八城:ヤシロ代表
第110回(2016/4/5放送)
- 妹尾:
- 今日も、これからの人生を楽しく、前向きに送るための「終活」について
僕たちのミニコントも交えながら語り合っていきます。
- 安井:
-
今日のテーマは『埋葬』です。
それでは終活劇場、はじまりはじまり……
- 妻(安井):
- あなた、しっかり!しっかりして!!
- 夫(妹尾):
- どうやら、もう俺はダメみたいだ。
- 妻(安井):
-
そんなこと言わないで。
私、まだあなたに死なれちゃ困るのよ!
- 夫(妹尾):
- お前、そんなにまで俺のことを……
- 妻(安井):
-
だって、まだ埋葬方法を決めてないんですもの!
- 夫(妹尾):
- へ?ま、ま、埋葬?
- 妻(安井):
-
そうよ。あなた、土葬か散骨か樹木葬か、どれにするの?
それ決めといてくんなきゃ、私、困るわ。
- 夫(妹尾):
- 埋葬方法なんて、考えてもみなかった……まあ、適当でいいよ。
- 妻(安井):
-
そういうワケにはいかないわよ。早く決めて!
- 夫(妹尾):
- 早くって言われても……埋葬については、まあいそ(う)がんでも、
なんちゃって。
- 妻(安井):
- ダジャレ言ってる場合じゃないわよ。ねえ、早く決めてよ!
- 夫(妹尾):
- うっ!!どうやら、お迎えが来たようだ……
俺、埋葬について決める前に、死んじ“まいそう”だ。
- 妻(安井):
- だから、ダジャレはもういいってば!ねえ、埋葬はどうするの?
- 夫(妹尾):
-
おいおい、埋葬、埋葬って言ってそんなに腕を引っ張るなよ。
痛くて、折れち“まいそう”だ。
- 妻(安井):
-
もう、いい加減にして!
- 夫(妹尾):
- わかった、わかったよ。
でも、色んな埋葬の方法があるから、も〜ちょっと考えさせてよ〜。
そんなにせかされたら、どうしたら良いかホンマにわかんなくなっち“まいそう”だ!!
- 妻(安井):
-
あ〜、これ以上あなたとしゃべってると、私、腹がたっち“まいそう”だわ……
- 妹尾:
-
埋葬の方法は、いくつかあります。
一般的な「火葬」のほか、土に穴を掘って遺体をそのまま埋める「土葬」。
火葬した後の遺骨を粉末状にして、海や山などに撒く「散骨」。
墓地や霊園に遺骨を埋葬して、墓石ではなく樹木を墓標として弔う「樹木葬」など。
それぞれ特徴やメリット、デメリットがあって、
例えば、「土葬」は、宗教上の理由や、古くからの慣習を尊重する埋葬方法ですが、
一軒のお墓で、自宅に設置する車庫(一台分)ぐらいの広い場所が必要です。
- 安井:
- 他の埋葬方法はどうでしょう?
- 妹尾:
-
「散骨」や「樹木葬」の場合は、“自然に帰りたい”という故人の遺志を実現できるほか、
高額なお墓を買い求めなくともよいというメリットがあります。
でも、新しい埋葬方法なので、馴染みにくく、親族から不満が出ることもあります。
また、すべてのご遺骨を散骨してしまい、後から手を合わせるよりどころがないと
後悔をされる方もいらっしゃるそうです。
その点、「樹木葬」なら特定の場所にお参りをすることもできますが、
「樹木葬」ができる墓地は地方に多く、都市部から遠い場所になることがあります。
- 安井:
- それぞれ、メリット・デメリットがあるんですね。
- 妹尾:
-
本人が望む方法で埋葬してあげることが、残された家族にできる最大の供養とも
言えますが、それが実現できるかどうかの検討を含めて、事前に準備が必要です。