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和夫の終活日誌 ヤシロが考える終活

ABCラジオ『とことん全力投球!妹尾和夫です』(毎週火曜 12:00〜14:54)内のコーナー「和夫の終活日誌」で放送された内容をご紹介いたします。

妹尾:ラジオパーソナリティー 安井:パートナー 八城:ヤシロ代表

第104回(2016/2/16放送)

妹尾:
今日も、これからの人生を楽しく、前向きに送るための「終活」について
僕たちのミニコントも交えながら語り合っていきます。
安井:
今日のテーマは『葬儀の形』です。
それでは終活劇場、はじまりはじまり……
妻(安井):
ねえ、ダーリン……
もし、生まれ変わっても、また私と一緒になってくれる?
夫(妹尾):
当たり前じゃないか、ハニー。
妻(安井):
キャー、嬉しい〜!!
そうだ、今度生まれ変わったら、いっぱい旅行に行こうね。
夫(妹尾):
ああ、そうだねハニー。
妻(安井):
そうそう、今度生まれ変わったら、来世ではマンションじゃなくて
広いお庭のある一戸建てのお家に住みたいな〜
夫(妹尾):
そうだね、ハニー。
妻(安井):
それから、今度生まれ変わったら、子供は3人ぐらいほしいな〜
夫(妹尾):
あのさ、ハニー……
妻(安井):
でも、今度生まれ変わったら、私も専業主婦じゃなくて
働く母親として―
夫(妹尾):
ちょっと、ハニー。
妻(安井):
なーに、ダーリン?
夫(妹尾):
さっきから、生まれ変わったらって話ばかりしてるけどさ、
来世に生まれ変わるには、まずこの世で死ななきゃダメじゃん?
妻(安井):
そりゃあまあ、そうだけど。
夫(妹尾):
じゃあさ、とりあえずこの世の老後のこと考えようよ。
歳をとって病気になった時のこととか、死ぬ時のこととかさ。
妻(安井):
いやだ〜、ダーリンが病気になったり、
死んじゃったりした時のことなんて、私、考えたくな〜い!
だって悲しすぎるもーん。
夫(妹尾):
でもさ、そういうこと、ちゃんと考えておかなきゃダメだよ。
妻(安井):
……うん、わかった。
夫(妹尾):
よーし、聞きわけのいい子だ。
妻(安井):
じゃあ、生まれ変わったら来世で考えるね。
夫(妹尾):
なんでやねん!
妹尾:
今月は『終活の細かなポイント』をご紹介していますが……
「終活」をする際には、どんな亡くなり方をしたいのか、ということも
考えておかなければいけません。
例えば、現代の医学では治らないような病気になった時、
生命維持装置などを使わずに、自然な死を遂げたいのかどうか?
もし、それを望むならば、あらかじめ「尊厳死の宣言書」が必要です。
宣言書があれば、お医者さんや家族の負担をやわらげることもできます。
安井:
どんな葬儀をするかは、自由なんですね?
妹尾:
そうなんです。法律では、「死後24時間を経過しなければ、火葬してはいけない」
とか「墓地以外の区域に埋葬してはいけない」といった規定はあるんですが、
儀式に関する法的規制は一切ありません。
ですから、葬儀でこだわりたいことがあれば、どのような葬儀を行いたいかの
イメージを明確に持っておくことが、満足のいく葬儀をするためのポイントです。
安井:
病気になった時のことを考えて、意思表示をしておかないといけないんですね。
妹尾:
もちろん、自分が亡くなった後のことも考えなければいけません。
そこで、「死後の事務委任契約」について知っておくと、家族にわずらわしい負担を
かけなくても済むかもしれません。
「死後の事務委任契約」とは、自分が亡くなった後の事務、例えば、
病院への支払いや葬儀の手配などに関する事務を、自分があらかじめ決めておいた
第三者に委任する契約のことです。
安井:
そういったことを、どなたかが代わりにやってくだされば家族は安心ですよね。
妹尾:
もちろん、どんな葬儀にしたいのか、お墓はどうするのか、といったことも
あらかじめ決めておかないといけません。
そういったことを遺された人たちに伝える手段として、
遺言書やエンディングノートを元気なうちから書いておくといいでしょう。
それから、日頃から整理整頓を心がけることも大切です。
自分が亡くなった後で、荷物を整理しなければいけない家族のことも考えましょう。
自分にとっては大切な品物でも、遺された家族にとっては価値の無い物ということが
よくあります。
安井:
自分のことだけじゃなくて、遺された人たちのことも考えるのが、
終活をするうえでの重要なポイントの一つかもしれませんね。
妹尾:
それから、もう一つ。
良い「かかりつけ医」を見つけて、健康管理に努めることも終活のポイントです。
しっかり心と体の健康を管理して、夢や目標を持ちましょう。
そうして前を見ることで、人生がより楽しくなっていきます。
終活は、死ぬことだけを意識する暗いものではなく、これからの人生を
より明るく、楽しく、前向きに送るためのものでもあるんですから。
だから、健康について考えることも、立派な終活の一つなんです。

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