終活サポート  >  ラジオで終活日誌

和夫の終活日誌 ヤシロが考える終活

ABCラジオ『とことん全力投球!妹尾和夫です』(毎週火曜 12:00〜14:54)内のコーナー「和夫の終活日誌」で放送された内容をご紹介いたします。

妹尾:ラジオパーソナリティー 安井:パートナー 八城:ヤシロ代表

第103回(2016/2/9放送)

妹尾:
今日も、これからの人生を楽しく、前向きに送るための「終活」について
僕たちのミニコントも交えながら語り合っていきます。
安井:
今日のテーマは『終活の細かなポイント』です。
それでは終活劇場、はじまりはじまり……
祖父(妹尾):
あ〜、お腹すいた。牧子さん、ご飯はまだかいな?
嫁(安井):
ちょっとお爺ちゃん、何を言うてはるんですか。
さっき、「ご飯どうしますか?」って聞いたら、
いらんって言わはったやないですか。
祖父(妹尾):
そやけど、やっぱりちょっと食べとなってん。
なんぞ、残ってないか?
嫁(安井):
今さら言われても、もう遅いです。なーんも残ってません。
祖父(妹尾):
そうか……まあええわ、ほな、風呂でも入ろ。
嫁(安井):
ちょっとお爺ちゃん、何を言うてはるんですか。
さっき、「お風呂どうしますか?」って聞いたら、
今日は入らへんって言わはったでしょ。
祖父(妹尾):
そやけど、今夜は冷えるし、やっぱり入りとなってん。
嫁(安井):
今さら言われても、もう遅いです。お湯抜いてしまいました。
祖父(妹尾):
ほな、もう寝るわ。寝間着だしてんか。
嫁(安井):
ちょっとお爺ちゃん、何を言うてはるんですか。
「寝間着、古くなったから捨ててええですか?」って聞いたら、
ええよって言わはったでしょ。
祖父(妹尾):
そやけど、よう考えたら新しいの無いし、古いので我慢するわ。
嫁(安井):
今さら言われても、もう遅いです。捨ててしまいました。
祖父(妹尾):
ほな、もうこのまま寝るわ。
嫁(安井):
ちょっとお爺ちゃん、何を言うてはるんですか。
お義父さんの寝室は改装して子供部屋にするって言うたでしょ。
祖父(妹尾):
ほな、ワシ寝るとこあらへんやないか。
もうええ!こんな家、出て行ったる!!老人ホームでも行くわい!
嫁(安井):
ちょっとお爺ちゃん、何を言うてはるんですか。
今さら老人ホーム探したかて、もう遅いですよ。
この近所の施設は、ぜーんぶ満室らしいですから。
祖父(妹尾):
ほな、ワシこの先、どないしたらええねん?
あ〜、ワシも、昔に戻れたらやり直せるのになぁ……
嫁(安井):
今さら言われても、もう遅いです。
妹尾:
今月は『終活の細かなポイント』をご紹介していますが……
「終活」をする際に考えておかなければいけないのは、
歳をとって体が思うように動かなくなった時のこと。
もし、介護施設に入らなければならない状況になった時、
その時になって介護施設の情報を収集しようとしても遅いんです。
元気なうちに、介護施設の見学をするなどして、情報を集めておく必要があります。
写真やパンフレットの情報と、実際に見てみたイメージが違うということも
よくありますから。
安井:
たしかに、体が動かなくなったら情報収集もできませんもんね。
妹尾:
また、体が思うように動かなくなってくると、財産の管理も大変です。
その時のために、「財産管理委任契約」についても調べておくといいでしょう。
「財産管理委任契約」とは、預貯金や不動産などの財産について、
自分に代わって管理することを誰かに委任する契約です。
委任した人に、日常生活や病気の治療などに必要なお金を引き出したてもらったり、
水道光熱費、家賃などの支払の手続きなどを代行してもらったりできます。
また、年金などの収入についての管理手続きもしてもらえるんです。
安井:
財産の管理は大事ですからね。
妹尾:
財産管理と関わることだと思いますが、相続税対策についても
考えておかなければいけませんね。
相続税対策はいつからでもできるんですが、早ければ早いほうが対策は
立てやすくなります。
例えば、年110万円まで非課税となる贈与税の基礎控除を利用して、
生前贈与で少しずつ財産をお子さんやお孫さんに移転していく方法があります。
年間110万円ずつで一見、地味に思われるかもしれませんが、
「ちりも積もれば山となる」です。
安井:
少しずつ財産を譲っていくということであれば、まさに早いうちから始めるほうが
いいですよね。
それから、歳をとると、体が思うように動かなくなる以外にも、
認知症になる可能性もありませんか?
妹尾:
そんな時のために、定期的な電話や訪問で、本人が認知症になっていないか
確認したり、安否を確認したりする「見守り契約」というものがあります。
家族と同居していない一人暮らしの場合や、近くに頼れる親族がいない場合などに
こういったサービスを利用するという手もあります。
最近は高齢者の一人暮らしも増えていますし、こんなサービスがあることも
知っておくと良いでしょう。

イベント

終活出張セミナーご依頼受付中

ラジオで考える終活

このページの先頭へ戻る