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和夫の終活日誌 ヤシロが考える終活

ABCラジオ『とことん全力投球!妹尾和夫です』(毎週火曜 12:00〜14:54)内のコーナー「和夫の終活日誌」で放送された内容をご紹介いたします。

妹尾:ラジオパーソナリティー 安井:パートナー 八城:ヤシロ代表

第101回(2016/1/26放送)

妹尾:
今日は、霊園・墓石のヤシロの八城社長を終活アドバイザーにお迎えして、
みなさんからの疑問・質問にお答えいただきます。
社長、よろしくお願いします。
八城:
お願いします。
妹尾:
まずは、こちらの方から……

61歳・男性
お墓のことに関して質問なのですが永代使用権って何のことでしょう?
永代供養とはまた違うことなのでしょうか?
八城:
お墓を建てる時に、当然ですが墓地が必要になります。
人の遺骨を埋葬する際には、法律によって「墓地」と定められた場所以外で
埋葬することはできません。
この事は「墓地埋葬等に関する法律」によって定められており、この法律によって
墓地を経営出来るのは、市町村などの地方公共団体、又は公益性のある社団法人や
財団法人、又は寺院などの宗教法人などの公益法人に限られています。
従って、墓地を求める際には、このように行政から許可を受けた公営墓地や
寺院墓地、又は公益法人が運営する民間霊園などを利用していただくわけですが、
墓地は特別な例外を除いて、個人には許可されませんので、行政から許可を受けた
敷地の一部を自分の家の墓地として使用する権利を購入するということになります。

その際、いわゆる墓地代金としてお支払になる代金のことを「永代使用料」と
言い、永代使用料を支払ったことで発生する、地上権のような権利を「永代使用権」
と呼んでいます。ですので、もし、その墓地が必要無くなったり、墓じまいなどに
よってお墓を撤去した際も、原則として墓地の転売は出来ず、その事業主体に
返還することになります。

良く似た言葉ですが、最近良く聞くようになった「永代供養」ですが、
お寺や霊園に依頼をして、ご家族に替わって永代に渡ってご自身やご先祖の
ご供養を行うことで「永代供養」とか「永代経」と言ったりもします。
この永代供養に掛かる費用を「永代供養料」と呼んでいます。

永代供養の契約を行うと、寺院や霊園が存続する限り、ご家族に替わって
ご供養のお勤めが行われますが、寺院などで毎日お参りを行うところや、
毎月、決まった日にお参りを行うところ、お盆やお彼岸などに年に数回のお参りを
行うところや、年に1回だけお参りをするというところなど様々で、
その内容によって費用も様々です。
妹尾:
続きまして……

55歳・男性
お墓をたてる時のポイントとして、お墓の方角のことを言われました。
北向きのお墓は、なぜ嫌われるのでしょうか?
妹尾:
北向きというのは、お墓に限らず、あまりいいイメージではありませんよね。
お墓も北向きは避けたほうがいいんですか?
八城:
お墓の向きに関しては、これといった決まりやしきたりはありませんが、
好まれる向きと、あまり好まれない向きはあります。
一般的に好まれるのは、東向きや南向きで、やはりお家と同じように日当たりが
良いと言うことが好まれる要因です。ご先祖様に正面から明るい日光を浴びてほしい、
ということだと思います。
これと反対で北向きのお墓はあまり好まれません。
東向きや南向きとは反対で、日当たりが悪いという点に加え、日本では古来、
「天使南面」と言われ天皇は南に向いて鎮座されていましたので、北側が上座に
なりますので、お墓にお参りする人が上座に立つ向きは、亡くなった方に対して
失礼なので北向きは良くないという説や、亡くなった方を北に向けて安置する「北枕」
を連想させるから良くないという説などがあります。
諸説いろいろあり、この向きでないといけない、ということは言い切れませんが、
日当たりの問題が一番現実的だと思います。
墓地をお選びになる際には、霊園や石材店などの専門家にお聞きいただき
お決めいただくのが良いと思います。

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